やっちゃった!!①-アメリカのレンタカーで事故
8/25 番外編
「これどうしたの?車傷ついてるよ!!」
数日前、車のフロントからリアにかけて3,4本の白い線の傷がついていた。
原因が全くわからず、水をかけて力強く拭いてみると綺麗になり一安心。
自分の車ならまだしも、異国で借りたレンタカーは絶対に傷つけたくない。
シートベルト、スピード、安全運転を絶えず心がけている・・・はずだった。
アンテロープキャニオンからモニュメントバレーのキャンプサイトに向う途中の夕方の6:00。
少し早めのディナーをサブウェイで済ませ、あとは現地に到着して眠るだけだった。
ショッピングセンターの駐車場から出る為に、ギアをバックにいれて車を動かした、
その時!!!何かが潰れるような嫌な感触が体中に伝わってきた。
「うわっ!!やっちゃった!!!」
一瞬、何かの間違いであって欲しいと思ったけど、慌てて車を見るとこの通り。
これはこちら側の車。ちょうど死角になる場所に、車がスッと入ってきて衝突。
これは相手側の車バンパーが凹みリアのライトにヒビが入る・・・。
相手はネイティブアメリカンらしき40代半ば位の夫婦。完全にこちらの非なので深々と謝罪。
しかし、修理代について聞いてみると3000ドルと言ってきた。これくらいでそれはありえない。
「アメリカで車ぶつけた事ないんだけど、この後どうすればいいの?」と聞くと・・
警察到着。日本の免許書と国際免許書を提示。パスポートも見せようとすると・・・
く 「あれ、パスポートないよ!」
慌てて車の中を探すも見つからない。
く 「あっ、もしかしてサブウェイの中に置き忘れたかも!」
車騒動のこの時間約10分。外には失業者らしき人が数人座っている。
しかも、ツアーに行く時に車に貴重品を置いていたら危ないので、
現金、パスポートなど大切なもの全てひとつにまとめ久美子のバックに入れていた。
そしてそれをそのまま、店に置き忘れた可能性がある。
世界一周終了間際。予算からはみ出しながら財政苦の中、
車はぶつけ、貴重品は全てなくなる。しかも、とっくに旅行の保険は切れている。
レンタカーを借りる際、最低限の保険には入っているけど、それが適応になるかはわかない。
アラモレンタカーに電話してもらうも、営業時間外なのかやっていない。
これから起こるであろう面倒なやりとり、キャンプサイトでいい景色の中瞑想しようとういう
リラックスした気持ちから、ダークな気持ちに転落し、思わず頭を抱えてしまった。
「とりあえずお店行ってくる!」
慌てて久美子がダッシュでサブウェイに走った。。。
「やっちゃった!!②-アメリカのレンタカーで事故」に続く・・・