衝撃のキューバ初日。
6月20日 Habana
カンクンの空港では、キューバのビザを簡単に取得できた。
写真も必要なく、パスポートと現金だけ。
「ツーリストカード」とも呼ばれているようだけど
一般的には、「ビザ」のほうが通じる。
キューバに行くにあたって
心配していたことの１つがビザだったから
これで、とりあえず一安心。
そのあと、メキシコの出国税を払い
13：10発 メキシカーナ航空に乗り、ハバナへ向かった。
飛行時間は１時間１０分。
時差があり、１時間時計を進めて
15：20 キューバの首都ハバナに着いた。
空港は薄暗くて、陽気な感じはしなかった。
以前、ハネムーンでジャマイカに行ったときは
空港に降り立った瞬間から、レゲエのリズムが聞こえてきて
同じカリブの島だから、キューバはサルサかな・・・
そう思っていたんだけど、ちょっと違ったみたい。
今回、宿泊先は決めていなかった。
キューバには一般の家庭の一部屋を貸し出している
CASA（カーサ）と呼ばれるものがある。
だから、キューバではCASAに泊まろうと思っていたんだけど
事前に探したり、予約することが難しかった。
空港内のインフォメーションに行って
「CASAを探しているんだけど・・・」
そう私が言うと、知り合いのCASAを紹介してくれるとか・・・
よくわからないけど、とりあえず行ってみて
気に入らなかったら、他を探そう。
そう思い、住所を教えてもらった。
そしたら、そのCASAを教えてくれた男の人が
「いいドライバーを知ってるから！！」
そう言って、「CUBATAXI」の制服を着た
タクシードライバーを連れてきた。
英語も堪能で感じもいいドライバーだったので
目的地まで連れていってもらうことにした。
チェ・ゲバラの顔が描かれた革命広場の前を通り
「キューバに来たんだなぁ・・・」と町並みを眺めながら
その「知り合いのCASA」に着いてみると
オフィシャルの看板がない。
CASAには公認のものと、非公認のものがある。
建物は、ひどく老朽化したマンションで
周りの雰囲気も廃墟のようだし
不法のCASAだと思ったので
はっきりと断った。
タクシードライバーに、他のCASAを知らない？
と言ったら、次に彼の友達のところを紹介してくれた。
２軒目のCASAもイマイチ・・・
結局、３軒目に見たCASAに決めることにした。
感じのいい紳士に見えたドライバーは
「長時間待たされた」、と言い
初めに交渉済みの、２５ペソではなく
３０ペソ要求して、怒って帰っていった。
不法のCASAを紹介した、インフォメーションの人は
手数料をとろうと思ったわけね・・・
このドライバーもいい人そうに見えたけど
インフォメーションの人と手を組んでやってるんだと思う。
そういうことが、後々わかった。
まぁ、そのおかげで、やっと決まったのが
いいCASAで良かった。
オーナーは英語も堪能だし、感じもいい。
部屋もキレイだし、広いキッチンに、リビングもある。
ダウンタウンまでは、ここから歩いて３０分ほど。
海岸通り「マレコン」までは、１５分。
場所も悪くない。
そう思った。
荷物を置いて、外に出てみると
周りはガラーンとした雰囲気。
「日曜日だから、お店が閉まってるんだね。」
そう思ったんだけど
よ～く見てみると、お店自体あまりない。
食事をするところも、ほとんどない。
「何もない」
キューバの第一印象は、そんな感じ。
チェ・ゲバラを尊敬している私には
楽しみな国だったんだけど・・・
この印象は変わるだろうか？？
☆最後まで読んでくれてありがとうございました☆
Kumi
