「天空の城マチュピチュ」の絶景・絶叫体験
4月18日 Hallpay Wasi Hostel
早朝4時20分。
疲れの残る中マチュピチュ行きのバスに乗る。
このバスもまた結構怖かったな~~。
基本的にどこでも断崖絶壁だからさ。
足元には雲の海が広がる。
たどり着いた天空の城は霧がかかっていて
幻想的な雰囲気が俺らのテンションを上げた。
これがマチュピチュか・・・
すげ~ところにつくったもんだね。
その後のフリータイムはマチュピチュの背後にある250mほど高い絶景ポイント
「ワイナピチュ」を片道40分かけて登る事にした。
ここは毎年転落者多数の絶叫トレッキング。
行方不明者が分かるように入場する時に名前を記入する。
ロープを掴み、滑る足元に注意しながらハードな岩山を登っていく・・・。
「これは落ちる奴いるだろーな」
蒸し暑いジャングル。照りつける日差し。
息を切らしながら、急な岩場を必死に頂上めがけて登り続ける。
ふと、頂点に上る事ばかり気をとられて
登る「最中」を楽しむ事を忘れていた。
山登りは人生に似てるよね。
苦しくても、あきらめず登り続けると頂点にたどり着く。
頂点にたどり着いた時、いい思い出になるのは、苦しくても登り続けた事。
そして再び下山し、また新たな山に挑戦していく。
辛い時、それが一番楽しい時。
今の一瞬一瞬を楽しまなきゃ損だよな。
そう思って、息切らしながら二人で汗だくになりながら登り続けた。
たどり着いたワイナピチュの頂点。心に焼きついた絶景。
「帰りもまたあの道をあのドライバーと帰るのか・・・」
もはや疲れすぎて
「電車に変更して!!」言うのも忘れてた。
ダチョウ倶楽部のりゅうちゃんをイケメンにしたようなドライバー。
帰る途中に確実に日が落ちる。街頭もない真っ暗な道で山を3つ越えなければならない。
でも、帰りはそれほど恐怖を感じなかった。
と言うのも、行きは
「こいつに巻き込まれたくない」
って気持が強かったんだけど、帰りは
「彼を信じてみよう」
と考え方を変えたんだよね。
行きも帰りも同じ道と同じドライバー。
でも、考え方を変えた事で安心する事ができた。
まあ、色んな恐怖慣れしたって話もあるけどね (笑
恐怖の最大の敵は、信じる力。
真っ暗な断崖絶壁の山を1つ越え、2つ越え、3つ越え…。
帰りは21時着予定だったけどクスコに着いたのは23:30。
かなりハードで恐怖なツアーだいったけど
学ぶ事も多く、メンタルも鍛えられ
暖かい人生の先輩のコロンビアーノとの出会いもあった。
ペドロの友達の弁護士がアパートを持ってるので
遊びにきたら泊めてくれるっていうし、
コロンビア行きを決めた瞬間、いい出会いが引き寄せられてきた。
もう。ヘロヘロ。倒れそう。
ホテルに戻ったら、まるで自分の家のような安心感があった。
俺、少しか強くなれたかなぁ・・・。
みなさんにもたくさん良い事が起きますように