タンゴの発祥の地
3月21日 バス泊(スーペリアルカマ)
今日はどしゃ降りの雨。
いつも滞在中は天気に恵まれる。
そして、その街と別れの時が来ると雨が降る。
街が俺らとの別れを惜しんで泣いてくれてる。
(と、勝手に思ってる)
「バケツを引っくり返した」という
表現がピッタリとはまるのどしゃ降りの雨の中
タンゴの発祥の地
「ボカ地区」へ最後の観光をしに行った。
カミニート
タンゴ発祥の地。でかいサッカーの試合があるらしく
人がごった返してた。もともとあまり治安の良くないエリアらしい。
カラフルな建物
晴れてたらもっと綺麗に撮れたんだろうな~。
まあ、歩いてるだけでも楽しいところ。味があるね。
レストランやカフェではひっきりなしに踊ってる
ちょっとカフェで休憩がてら見てみる事に。
見比べてBAR SURのクオリティーが素晴らしかった事を実感した。
比べると本物とそうじゃないものがハッキリとわかる。
こっちは来てる客層も「よう!ネエチャンいいぞ~!!」的な場末のバーの空気。
まあ、それが始まりなんだろうけどね。
今月は出費が多く大変。
いつもなら観光地で何も買わないんだけど
即決で買ってしまった品々。
タンゴのCD2枚(インストと歌物)・タンゴレッスンDVD2枚組み。
これを旅先で覚えてKumiとタンゴを踊るのだ♪
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「将来子供が出来たら娘と息子に楽器を演奏してもらおう!」
「で、俺らがそれで踊るのよ」
「って事はさ~、踊る場所が家に必要だよね~」
「あっ、じゃあさ、やっぱ家具はヨーロピアンじゃない?」
「それだったら、シャンデリア必要だよな~」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下続く・・・
買ってきたCDをウォークマンに入れて
今回初挑戦のマルベック(MALBEC)を買い込み
ご機嫌セット持参でバスに乗り込んだ。。
マルベック
※アルゼンチンを代表するブドウ品種
絹のような口当たりの赤ワイン。
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カマ・セミカマも他の国から比べればダントツにいいんだけど
前の人がシートを倒すとかなり圧迫感があるし、
映画も見たくなくてもバス中のに聞こえるように流れる。
足も伸ばせるんだけど、完全フラットじゃないと足が疲れるんだよね。
その点このスーペリアルはご機嫌だぜ~。
足も伸ばせるし、前の人との距離もかなり広い。
テレビも一人1つの完全独立式。当然ヘッドホンもついてる。
食事もカマ・セミカマクラスだとハムにチーズのサンドイッチ位だけど
ここではワイン・シャンパンサービスに、熱々のプレートで料理も出た。
今日はポークのキノコクリームソテー&ベジタブル。
味も変な飛行機会社より美味しかった。
でっかいバスの中でも一階部分は俺ら入れて定員6人。
騒ぐ奴も、うるさいのもいない。超快適のラグジュアリーバス。
窓の外をブエノスの街の光が流れていく。
「しばらくお別れか・・・」
「今度はタンゴ留学でもしにこよっか?」
タンゴを聴きながらシャンパンを飲んで
目をつぶるとあの時の感動が蘇る。
「なんて優雅で妖艶な世界なんだろう。」
心はあの時に奪われて、
そして未だにあの場所にある。
それでもバスは今日も星空の中を
次の目的地に向かって進んでいくのであります。
「楽しかったな・・・」
みなさんにもたくさん良いことがありますように☆