カポエイラ・ワークショップ
2月6日 Salvador
今日は、本場のカポエイラ見学。
毎週土曜日11：00～
カズさんが通っている道場でお披露目会をやっている。
以前に、カポエイラを見たことがあったけど
そのときは、アクロバティックな動きを見せる「ショー」みたいだった。
でも、今日見たカポエイラは全然違った。
ダンスでもなく、格闘技でもない。
弓のような楽器「ビリンバウ」のリズムに合わせて
攻めたり、守ったり・・・
真剣に、でも、楽しそうに相手と組み合う。
完全にカポエイラのイメージが変わった。
そして、カズさんの番。
さすが、体のキレや動きが違う。
しなやかで、強い体だと思った。
カポエイラって、かっこいい。
お披露目会が終わり
ランチは、「ポル・キロ」のお店に行った。
ビュッフェ形式なんだけど
重さで値段が決まる、量り売りスタイル。
「重たいものはとらないほうがいいよ！」
とカズさんから、アドバイスを受けました （笑
今日食べたランチ。
これで、３００円くらいかな。
ランチのあとは、カズさんに
ペロウリーニョの町の案内をしてもらった。
バスに乗って、市場に行ったり
メルカ－ド・モデロに行ったり・・・
夕方からは、さっき見たカポエイラと違う流派
「GCUP」のワークショップがあるというので、そこへ向かった。
アンゴラセンターと言われる
カポエイラの聖地のような場所で
カズさんと、Hiroと３人で座り
青空の下でワークショップまでの時間を過ごした。
気持ちよく、緩やかに流れる時間だった。
こんな時間は贅沢だよね、言いながら
この貴重な時間を過ごした。
カポエイラのこと、カズさんの考え方・・・
私たちにとっては、「カズさんのワークショップ」だった。
カポエイラの、最も基本となる動き「ジンガ」
常に両手、両足でバランスをとる動きのことで
カポエイラでは、「人生はジンガだ」というらしい。
何があっても、バランスをとり続けること。
ヨガを極めたいと思っている私にとって
「カポエイラ」と「ヨガ」という、ジャンルは違っても
カズさんは、本当に尊敬する師匠。
カズさんみたいな指導者になれたらいいな。
「出会えて良かった」そう思われる人になりたいな。
カズさんと一緒にいて、そう思った。
結局、ディスカッションが長引いているようだったので
今日は、このまま帰ることにした。
「いつもだったら待ってるけど、今、二人と一緒に
いることも何か意味があると思うから」
そう、カズさんは言った。
ペロウリーニョから、バーハに戻ってきたら
まだ３日しかいないのに、「帰ってきたね」と
懐かしくて、居心地のいい感じを受けた。
海辺では、ちょうどサンセットの時間。
「ビールでも買って、ビーチで飲む？」
そのまま、スーパーに行って
お酒と、おつまみを買って、ビーチに戻った。
もう日は落ちてしまっていたけど
ライトアップされたビーチも、いい雰囲気だった。
バイーアとも呼ばれる、サルバドールに来て
気がつけば、毎日カズさんと一緒にいる。
でも、今日聞いた話は
今までで一番衝撃的だった。
海辺で聞いた、カズさんの歴史。
心を揺さぶられた。
深い深い、海みたいな人だな、って思った。
優しくて、強い人。
人生の波を乗りこなしていく人。
カズさんは、本当にすごい人だと思う。
私も、カズさんには、あまり人には話せなかったことも
さらっと話すことができた。
話して、私の心は軽くなったけど
カズさんから聞いた話で、胸はいっぱいになっていた。
カズさんと一緒にいると、たくさんのことが学べて
「自分って、まだまだだなぁ」って、反省することも多い。
だからこそ、今、出会えたんだと思う。
砂浜に座り込んで、語った夜。
忘れられない、いい時間だった。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました☆Kumi☆
