ここ宇宙？どこの惑星？
１２月１７日 ホワイトデザート泊
今日の予定
○バフレイヤオアシス砂漠ツアーに出撃！
夜中中蚊の音に悩まされ
毛布に体を包み、フリースで顔を覆い
ムスリムのように完全防備で寝たにも関わらず
顔を数箇所刺されて起床。
１４時の砂漠ツアーに向け用意を進めていると
中国人グループがオーナーと
ガンガンお金の交渉をしていた。
「ここ…大丈夫かな…？」
ガツガツしたオーナーと別れを告げ
片言英語のエジプシャンドライバーと出発。
ブラックデザート
晴れて良かった。
クリスタルマウンテン
岩がキラキラ光るって話だったけど…。
俺の目には光って見えなかったな。
サンセット
そういえば最近サンセット見てなかったな…。
初めて見る砂漠に沈む太陽
見渡す限り砂漠のみ
写真に熱中するＫｕｍｉ。
一眼の写真はコンパクトデジカメとはまるで違います。
ふと見ると砂の上で何かしている人がいた。
ドライバーの彼はムスリム。
雄大な空に向けてお祈りをしていた。
大地にひれ伏し、真剣に祈る姿は
非常に美しく、心を打たれた。
ホワイトデザート
「ここ別の惑星？！」
スピッツコップを思わせるような光景。
周りには白い砂漠と奇岩以外何もない。
出発前に買ってきた
缶ビールを飲みながら星空ウォッチング。
ランクルを３台並べて、幕で風よけを作れば
世界一広いホテルの完成。
ディナーはキャンプファイヤー。
トラックツアーを思い出す…。
チキンバーベキュー、スープ、ライス。
冷えた体にチキンのダシで
作ったスープは最高に旨かった。
遠くでうっすらと明かりが見える。
多分違うツアー客だろう。
ふとこんな事を考えた。
歌を歌い、食事をして、踊る。
すると遠くで別の部族の明かりが見える。
そのうち猟場や水の取り合いで戦争が始まる。
小さな部族は大きな部族に吸収される。
戦いは頂点を決めるまで繰り広げられる。
そして全てを統一した者が
絶大な権力を持つ王となる。
代目が変わり、
権力を持ち、女、酒、金に溺れ
内部から崩壊するか、女の嫉妬などで
国が弱体化して、他の国に吸収される。
こうして人間が元々持つ「本能」により
国が出来たり、滅びたりする。
何百年も、何千年も繰り返してる。
今まで見てきた歴史は、
大きく分けると全部そんな感じ。
時間が経つごとに寒くなる中
火にあたりながら、そんな事を考えていた。
叩いているのは水を入れてきたタンク。
いい音だしてたね～♪♪
一緒にいるのはツアーに参加した中国人グループ
若干マラウィとかぶってるような…。
アフリカ人の音なんでしょうね。
気付くと時間は２１時。
見上げると最高の星空に囲まれていた。
例えて言うなら
砂を手で掴んで
真っ暗な夜空に思いっきり放り投げる。
(想像してみてね)
夜空に舞った砂の小さな一粒、一粒が
全てキラキラと輝いている位の星の数。
そんな感じ。
「ここ宇宙だな」
一言口から出た言葉。
今見えている星の光は
何百年、何千年、何万年前に輝いた光。
それを遥か時空を越えて
今、地球の上でKumiと二人で眺めてる。
すごい事だよね。
もしかしたら、
何百年、何千年、何万年前にも
一緒に星を見ていたのかも・・・。
な～んて
砂の上に置かれた絨毯の上に寝転がり
満天の星空の下
２人でマーフィーを聞きながら
眠りにつくのであります…。
見てくれてありがとう！
また明日ね
おおおーーー！！！本当に別の惑星みたいですね！！特に白砂漠… 夜って月明かりで明るくなったりするのでしょうか？（北海道だと冬場、雪が反射して夜でも明るいですよね。そこまでじゃないのかな..＾＾；）
こういう異世界の様な場所でも同じ地球上にあるんだなぁと思うと、この星に生まれて良かったなーとしみじみ思います。 キャンプでの音楽も良いですね！好きです、こういうの。 満天の星も見れた様で何よりです。 また旅先での写真や文章楽しみにしていますー！
砂漠好きな思いの伝わるコメントだね (笑
月は全く出てなかったので「星明かり」のみ。
キャンプファイヤー少し離れたら真っ暗。
あとは遠くのほうでもうっすらと明かりが灯ってて
そっちからもジャンベみたいな音が聞こえてくるんだよね。
「あれっ？惑星たどり着いちゃった！？」
見たいな気持ちになるところだったよー＾＾
いつもコメントありがとう☆
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