たくさんの出会い

3,October,2009

 

9月25日 ROMASORRENT

 

 

1週間過ごした、居心地のいいローマを離れ

今日は、南イタリアの港町 ソレントに向かいます。

 

 

 

8時15分発 ローマ テルミニ駅からナポリ行きの電車に乗り、

10時36分 ナポリ セントラル駅に到着。(一人10.5ユーロ)

 

 

 

 

ナポリの駅からメトロ駅に向かって歩いていくと

CIRCUMVESUVIANA」というローカルの電車の駅に着きます。

 

 

 

 

11時41分発 ナポリ GARIBALDI駅からソレント行きの

ローカル電車に乗り込むと、中は満員電車のように大混雑。

(始発はナポリのPORT駅で、GARIBALDIは2駅目)

 

 

 

この電車で遺跡があるポンペイまで行けるので

POMPEI駅で降りる人が多く、車内はだいぶ落ち着き、座ることができました。

 

 

 

椰子の木が似合う南国の田舎町を通過しソレントの駅に到着。

ナポリからソレントまでは約1時間の旅でした。

 

 

 

ここから今日泊まるキャンプサイトまではバスに乗って移動なのですが

Hiroに駅で待っていてもらい、バス停を探しに出かけました。

 

 

 

何人かの人にバス停とインフォメーションの場所を聞いて

ようやく見つけることができました。

 

 

 

私たちが乗る予定の「オレンジバス」までは、ソレントの駅から歩いて7~8分くらい。

メイン通りを歩き、TASSO広場まで行くとバス停があります。

 

 

 

あまり前情報なしに来たソレントですが、洗練されたリゾート地といった感じ。

観光客も多く、TASSO広場前はとても活気があります。

 

 

 

バスに乗り、約10分もしないうちにキャンプサイト到着。

自然が豊かで、海も見える静かな場所です。

 

 

 

部屋はダブルベッド1台と、シングルベッド1台が入り

広くて綺麗な部屋。各部屋の前には、テーブルとイスのセットもあります。

 

 

 

「なかなか良さそうな場所だよね」と、当初2泊で予約していたのですが

すぐに3泊追加。ここで5日滞在することにしました。

 

 

 

隣の部屋には、ルーマニア人のご夫婦がいて

気軽な感じで話しかけてくれました。

 

 

 

 

とってもフレンドリーで陽気な旦那さんと、おとなくて可愛らしい奥さん。

部屋に入って落ち着く間もなく、ワインをご馳走してもらい、暖かい歓迎を受けました。

 

 

 

「今、奥さんがパスタを作ってるから、良かったら一緒にどう?」

着いたばかりだったので、「NO THANKYOU」と一度はお断りしたのですが

 

 

 

「あと5分でできるからね」「あと3分」「あと2分」・・・

「できたから一緒に食べよう!!」

 

 

 

陽気な彼のペースに引き込まれ、奥さんが作ってくれたパスタを食べながら、ワインを飲み

オープンなおもてなしを受け、すっかり仲良くなっていました。

 

 

 

コメディアンのような彼は、食事中もずっと私たちを笑わせてくれて

彼女は彼の隣で、ずっと微笑んでいて、とても素敵なご夫婦でした。

 

P9250120

 

 

彼らは、ルーマニアの首都ブカレストから車で3時間のbrasovという街に

住んでいるそうで、とても自然豊かで綺麗な街だと話してくれました。

 

 

 

その後、4人でキャンプサイト内のプールに行き

また飲んで話して、初対面とは思えないほど盛り上がりました。

 

 P9250125

 

夜はソレントの夜景を見に行こうと話していたのですが

昼間から飲んで疲れてしまったのか、隣の部屋をノックしても返事がありません。

 

 

 

私たちも着いたばかりで疲れも残っていたので

夜はゆっくり過ごすことにしました。

 

 

 

そんな中、花火の音がしたので海が見えるあたりまで行ってみると

盛り上がっている2組のカップルがいました。

 

 

 

少し話すと、「一緒に飲まない?」ということになり、またパーティーがスタート。

今度はオーストラリア ブリスベンに住むご夫婦 ブラット&ゾエと

クック諸島出身のリッキーとゴールドコーストに住む、エマ。

 

P9260129

 

 

みんな旅が好きで、人生を楽しんでいる人たちばかりで

またしても、すぐに意気投合!!

 

 

 

そのあと、カナダ バンクーバーに住むカップルも加わり

4組のカップルで話は盛り上がりました。

 

 

 

深夜になって、ルーマニア人のアディが起きてきたので、

彼も加わり、更にパーティーは盛り上がっていきました。

途中で警備員の人から「深夜なので、静かに!」という注意が入るほど・・・

 

 

 

 

私たちは、その後少ししてから帰ったので、一体何時まで続いたのか不明ですが

みんな相当飲んで、騒いでいた様子 笑

 

 

 

とってもフレンドリーな仲間と一夜にして仲良くなり

楽しい一日を過ごせたことと、人との出会いに感謝し、ぐっすり眠りました。

 

 

 

SORRENT宿情報※

 

 <Village Santafortuna CampSite

 

[住所] via capo39、sorrent Italy

[電話] 033390818073590

 

[行き方] ソレント駅から、メインストリートを歩き、街の中心TASSO広場前から

オレンジ色のバス ラインAに乗り、「capo di sorrent」下車。(バスチケット2ユーロ)

バスを降りると、目の前にキャンプサイトがあります。

 

 

 

[コメント] hostelsclub.comで予約しました。

最近は、ほとんどこのサイトでホテルの検索、予約をしています。

今回はダブルベッド プライベートルームで、一人14ユーロ。

 

トイレ、シャワーは別ですが、共有のキッチンもあるし、各部屋の前には、テーブル&イスの

セットが置いてあるので、キャンプサイトで美味しい空気の中、食事ができます。

 

WIFIポイントはありますが、ネットは30分 3ユーロ。

レストランやBAR、ミニマーケットもあります。

 

カプリ島、ナポリ、イスキア島へのフェリーや、世界遺産のアマルフィ海岸行きのバス、

ポンペイ行きの電車も出ているので、ここを拠点に観光するのもオススメです。

 

 

 

 

 

9月26日 

 

今日は、隣の部屋に住むルーマニア人のアディとエマと

「カプリ島に行こう」と話していたのですが、さすがに昨日の疲れもあったので

私たちは一日のんびり過ごすことにしました。

 

 

 

昨日から、気がつけば、たくさんの人と仲良くなっていて

朝起きてからは、会う人が友達ばかり・・・

 

 

 

昨日は、不思議とたくさんのいい出会いがある一日でした。

 

 

 

Hiroはブログの文章を書いたり、私は、お料理作ったり、お昼寝したり

各自リラックスできた一日でした。

 

 

 

夕方、少し散歩してみると、高い丘の上からソレントの海が見えてとても綺麗でした。

なんだか懐かしさを感じるような、淡い色合いの海と、丘の上に建つ街並。

 

 

 

静かな空気と、いい人との出会い。

とっても素敵なソレントで過ごす時間です。

 

 

 

夜になり、隣の部屋のアディとイナが帰ってきました。

「カプリ島、最高だったよ!」 二人共、とてもいい笑顔でした。

 

 

 

夕食は、アディ&イナご夫婦と一緒に食べました。

私が作ったカレーと、奥さんのイナが作ったピラフを4人で食べ、、

色々な話をして、今日もとっても楽しかったです。

 

 

 

彼らは今日が最後の夜で、明日にはルーマニアに帰ってしまいます。

ヨーロッパにいる間に、仲良くなった彼らの国にも行けたらいいな、と計画中です。

 

 

 

 

 

 

9月27日 SORRENTPOMPEINAPOLI

 

仲良くなった皆とも今日でお別れ。

 

 

 

 

特に隣の部屋のアディとイナとは、あっという間に仲良くなって

たった2日間だったけど、すごく深い時間を共有できたので別れるのがつらいです。

 

 

 

彼らとは言葉だけではなく、心で通じ合えた感じで

本当にいい出会いだったな、と思います。

 

 

 

彼らとのお別れのあと今日は遺跡を見に、ポンペイへ。

 

 

 

 

キャンプサイトからソレントの駅までは歩いて約40分。

観光しながら、駅まで歩いて行きました。

 

 

 

 

途中、丘の上から見えたソレントの街並みは、なんとも言えない緩い空気と

どこか懐かしさを感じる色合いで、それはなんだか

 

「夏休みに、おばあちゃんの家に遊びに来た」、みたいな小さい頃を思い出すような感じ。

 

 

 

 

この場所は、とっても心地よく、長居したくなるような、気持ち良さがあります。

 

 

 

ソレントの駅からポンペイ駅までは、電車で約30分。

「埋もれた街」、ポンペイに到着です。

 

 

 

紀元79年のヴェスヴォイス火山の噴火によって、熱い火山灰に覆い尽くされた街。

 

 

 

家から逃げ出した人の多くは海岸で亡くなり、残った人たちは地下に避難しましたが

窒息死してしまったとのことです。

 

 

 

 

現在までに都市部の5分の4が掘り出されたそうで、

実際に遺跡を見てみると、かなりの大きさに驚きました。

 

 

 

 

石畳の上を歩いていくと、古代の街並みが想像できるような、家、広場、浴場、劇場の跡や

当時使われていた壷や陶器類が崩れることなく、残されていました。

 

 

 

 

この街で亡くなった人の姿をそのままに残した型があり、

それは灰になった体の部分に石膏を流し込んで取られたもので

苦しそうに必死に耐えた人の形が残されていました。

 

 

 

南イタリアの太陽が眩しく、山を望む背景は、火山噴火の前までは

人々は、とても豊かで恵まれた環境の中で生活していたことを思わせます。

 

 

 

 

そう考えると、今まであった日常を一瞬にして壊してしまった、

自然の力の恐ろしさを感じました。

 

 

 

 

その後、ポンペイからナポリに向かいました。

 

 

世界遺産になっている旧市街と港を見てから

有名なナポリ発のピザマルガリータを食べようという計画です。

 

 

 

ただ、ナポリは治安が悪いことでも有名です。

駅に着いたのは16時過ぎ。「暗くなる前には帰ろうね」と話し、歩き始めましたが、

 

 

 

駅前は「今までイタリアでこんな空気感じたことない」、というくらい嫌な感じ。

街にはゴミが散乱してるし、日曜日ということもあってなのか人も少ない・・・。

 

 

 

駅のインフォメーションに行ったら、「地図はなくなったよ」と言われ

旧市街への行き方だけ教えてもらい、歩きましたが道もよくわからないし

やっぱりいい雰囲気は感じません・・・。

 

 

 

マルセイユでのひったくり事件もあったので、神経質になりすぎているのか

「でも、怖い思いまでして観光することもないよね」、という結論に。

 

 

 

 

以前の私たちだったら、好奇心旺盛で何でも見たい!と進んでいったと思いますが

あれ以来、嫌な空気を感じたら、すぐに逃げようと決めました。

 

 

 

なので、ナポリでは旧市街の綺麗な景色までは辿り着けずに

スパッカ・ナポリと呼ばれる通りを歩き、ドゥオーモを見たくらいで帰ることにしました。

 

 

 

楽しみにしていた、「マルゲリータ」は食べられず残念でしたが

また、どこかで美味しいピザには出会えるでしょう!

 

 

 

 

ソレントの駅に着いてからは、スーパーに寄って買物をしてから帰宅。

今日はHiroのリクエストでステーキと野菜炒めを作りました。

 

 

 

外のテラスで食事をしていると、遠くから大きな花火の音が!

立ち上がって見てみると、真っ赤な打ち上げ花火が見えました。

 

 

 

季節は秋だけど、本当に夏休みみたいな素敵な演出。

そういえば、今年の夏は花火を見ていなかったな、と思って嬉しくなりました。

 

 

 

 

この打ち上げ花火は、私たちの少し遅れた夏休みの思い出です。

 

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