芸術が溢れる街
９月１４日 VENEZIA～FIRENZE
ヴェネツィア メストレ駅から電車に乗り、フィレンツェまでは約３時間。
フィレンツェ サンタマリアノヴェッラ駅に着くと、外はどしゃ降りの雨でした。
バスに乗り、ホテル前のバス停で降り、急な階段を３階まで登ると今日の宿泊先に到着。
今日は６人部屋。でも、天井も高いし、二段ベッドではないので広々としています。
まずは、荷物を置いてスーパーへ買出しへ。
今日はキッチン付きのホテルなので料理ができます。
ヴェネツィアでは毎日サンドイッチばかり食べていたので、温かいご飯が食べたい！
フィレンツェのスーパーは物価も安くて、人も親切。
野菜、果物、お肉、ワインなどを買って、ホテルに戻りました。
ホテルのベランダでは、ちょっとワインを飲もうと思ったら
またしても、Hiroと話が盛り上がって、気が付けば１本空いていました・・・
イタリアはワインが安いので、ついつい飲みすぎてしまいます
９月１５日
朝から、雨のフィレンツェです。
もともと、今日は休養日と考えていたので
一日中、ホテルで過ごすことにしました。
でも、たまっていたブログの更新や調べ物など、結構やることはたくさんあって
体は休めたけど、頭は休めなかった感じかな・・・。
このホテルでは、夕飯が２日に１回は無料というサービスがあって
今日は、ここのオーナーが作る食事を頂くことにしました。
食事はパスタ２種類にサラダ、デザートにはティラミス！
どれも、とても美味しくて、ワインも付いて大満足でした。
今日から同じ部屋になった東京出身の、まさとは食事のときに意気投合！！
さわやかな好青年のまさとは、初対面とは思えないほど盛り上がって楽しかったです。
人との出会いって、こんなものなんだろうな・・・
旅をしていると、そう感じることが多くなりました。
９月１６日 PISA
今日はピサの斜塔を見に、日帰り旅行です。
フィレンツェからピサまでは約１時間。
ピサの駅からは、おしゃれなショップが並ぶ通りを１０分くらい歩くと
遠くから、ピサの斜塔が見えてきます。
有名なピサの斜塔がある、ドゥオーモ広場まで来ると
雨にもかかわらず、たくさんの観光客で賑わっていました。
このピサの斜塔は、建設後間もなく「不可解な厄」に襲われて、非常に不安定になり
世界でも有名な斜塔となった後は、８００年以上もの間、その不安定な状態は続いたとのことです。
２０世紀末の安定化工事を経て、ようやく問題は解消され
現在では、斜塔内部にも登ることができるようになりました。
「ピサの教会の発祥の地」として選ばれた、この広場の場所には
大聖堂、洗礼堂、斜塔の他にも、ドゥオーモ美術館、シノピエ美術館があります。
私たちは、斜塔には登りませんでしたが、それ以外の建物はすべて見学しました。
ピサに滞在した時間は２～３時間でしたが、ドゥオーモ広場を楽しむには十分だと思います。
午後からは雨も止み、いい天気になりました。
ピサの斜塔や、ドゥオーモが青い空に映えて、とても綺麗でした。
９月１７日
今日は、フィレンツェ観光です。
まずは楽しみにしていた、ウッフィツィ美術館へ。
９時くらいに着くと、予約なしでしたが、約1時間くらいで入ることができました。
ちなみに、入館料は１０ユーロ、予約には４ユーロかかるそうです。
ボッティチェリの 「ヴィーナスの誕生」は、とても素晴らしかったです！！
見ていると、なんだか込み上げてくるものがあって思わず、うるっとしました。
その後、ミケランジェロの丘へ。
ミケランジェロの丘からは、フィレンツェの景色が一望できました。
赤茶色の屋根で統一された街並みは、どこかせつなさを感じます。
美術館から丘までは登るのが大変でしたが
「フィレンツェらしい」美しい街並みを見るには、ここからがベストです。
そのあとは、ポンテ・ベッキオへ。
「古い橋」という意味の、この橋の上には、たくさんのSHOPが並び
観光客で溢れています。情緒溢れる景色が見られました。
次に、フィレンツェの観光の中心、「ドゥオーモ」へ。
ネオ・ゴシック建築の大聖堂は、めずらしい色使いが素敵です。
最後にアカデミア美術館へ。
ミケランジェロの「ダヴィデ像」を見たかったので
Hiroは先に帰りましたが、私一人で行ってきました。
ここでの感想は、「本物は、すごい！！」 ということ！
ウッフィツィ美術館でも、ミケランジェロの作品は見ましたが
ダヴィデ像は、他とは比べ物にならないくらい素晴らしかったです。
全長５．１７ｍの巨大な彫刻は、人物の腕や手に浮き出る血管などが本当にリアルで
石とは思えないほどのしなやかさと、男性の力強さが出ていました。
ただただ、圧倒されて、ダヴィデ像の前に置かれたベンチで
しばらくの間、ぼんやりと眺めていました。
こんなに素晴らしい作品を、実際に観ることができて本当に幸せなことだなと思います。
ホテルに帰り、明日の移動のための準備をしたあと、食事。
まさが買ってきてくれた白ワインを飲んで、ローマでの再会を約束しました。
フィレンツェでは、たくさんの芸術に触れられたこと、
それから、いい出会いに恵まれたことに本当に感謝です。
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