世界一周から１００日目
９月２日 ＨＯＴＥＬＴＲＯＣＡＤＥＲＯ (ＮＩＣＥ)
世界一周から今日でちょうど１００日目。
次の行き先も未だ決まらぬ中、
前から興味のあったモナコに行く事に。
「いつかモナコに家を買おう…」
ニースから３０分おき位に、モナコ行きの電車が出ていて
地中海の素晴らしい景色を右手に眺めながら、２０分程でモナコ到着です。
世界の大富豪が集まる、世界で２番目に小さい国。
フランスに囲まれている、フランスとは別の国なのですが、
パスポートもいらず、隣町に遊びに行くような感覚で入国しました。
ここは小さい国なので1日あれば観光は事足ります。
保険の申請用紙とＣＩＴＩバンクの再発行手続きの書類を郵便局で送ります。
以前、ナミビアで両親に手紙を出したのですが、届いておらず、
「モナコなら大丈夫でしょう」という事でここで出すことにしました。
高級車のショップがたくさんあります。
地図をもらって、ブラブラと散策。
止めてあるクルーザーのレベルも世界トップクラスです。
「これマンション？」
と思えるほどの大型客船。
凄いには、凄いところなんですが
どうもしっくりこないというか、なんと言うか…。
エレガントな街並みの中「本物のセレブ」で
溢れかえっているかと思えば観光客ばかり…。
「折角いいところに住んでいても、
こんなに観光客ばかりじゃ落ち着かないんじゃ…」
街中に警察がいて治安がいいと聞いていましたが、警察も見かけません
(結局一人も見ませんでした。どうやら監視カメラらしいです)
モナコは税金のかからない国。
どうやらお金持ち達は国籍だけモナコにおいて、
常時住んでいる場所は違うところのようです。
中には住んでるように見せかける為に、
電気をつけたり、消したりするお手伝いさんを雇っているとか…。
世界の大富豪が選ぶ国だから
どんな素晴らしい場所なんだろうと、期待してきましたが、
「住む場所」としてはあまり適していないのでしょうか…。
「税金対策の国」そんなイメージです。
ハーバーをのんびりと歩いてみて周り、
エレベーターに乗り、高台に上る。
緑が多い公園があったのでそこに座り一休みする事に。
地中海のコバルトブルーの海が眼下に広がり、
強烈な太陽の日差しを、木陰がさえぎってくれて体を冷やす事ができます。
「やっぱり緑だよね」
地中海ビーチは緑が少なく、木陰で休むところが無い為
長い間、日にさらされると体力の消耗も早いのです。
「緑の多いところに行きたいね」
こういう心地の良い場所は、体に負担がないのでお年寄りも多く
「俺ら好きなところって年寄りばっかりだね」
といつも話しています。
緑は体を冷やしてくれ、マイナスイオンをくれます。
もうそろそろ、石の街はいいかなと思い始めた今日この頃です。
その後、モナコ王宮を見学。
美しく、気品のあるグレースケリーの肖像がや、
王の間などを見て歩きます。
グレースケリー…。素晴らしかったです！！
室内は撮影不可でした・・・
ヨーロッパだけではなく、日本や中国から集められた
豪華な家具や装飾品で飾られた室内は、
見ているだけで、気持ちを華やかにしてくれます。
その後、街を見下ろすベンチで休んでから、
海に向かって左側のカジノのあるエリアに行きました。
いつもよくわからぬままブラブラすると、
なんとなく主な観光名所は見れてしまいます。
途中、Ｆ１のモナコグランプリで車が通る、海沿いの道路を歩き、
反対側のエリアに到着。
時間が１９時位だったからか
観光客がいないエリアだったからか
こちらのエリアは品がよく、空気もゆるく
「さすがモナコ」
という気品のある場所でした。
海沿いの日本庭園。
サンセット時。
憧れだったモナコのビーチに座り、
お互いの印象の交換して、帰路についた。
Ｈｉｒｏの感想は、例えて言うと
「いい女だと思うよ。でも、俺のタイプではない」
という感じです。
帰って、明日からの場所選び。
予定通り、ミラノに行ってスイスに抜けるか、
そのままベニスに入るか。
交通費と宿泊費と、場所と何をするかなど
無限にある組み合わせを、一つ一つ検証。
とりあえずどこに行くにも便利で、滞在費の安く、
キッチンありの滞在先が確保できるミラノに決定。
できれば一週間位滞在して、
ヨーロッパの計画をしっかり練り直そう思います。
治安や地図、行きかた等をしっかりネットで確認して、
明日からは１５カ国目、Ｈｉｒｏの本命イタリア入りです。
Ｇｒａｚｉｅ．Ａ ｄｏｍａｎｉ
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