蓮の花

2,September,2009

  

8月31日  Saint-Ferreol(Marseille)


 

ようやく月曜日。

さっそくパスポートの再発行の為、大使館に電話します。

 

 

 

  

  

電話すると、土日に電話した緊急センターから連絡を受けていて

今日中にパスポートの再発行出来るというのです!

 

  

  

オペレーターは再発行まで「3日~1週間はかかる」と言ってたので

いつまでこの治安の悪い所にいるのかと思ってましたがラッキーです。

 

 

  

  

  

マルセイユ大使館の場所までは40分位で、地下鉄を乗り継ぎ、

バスに乗り換え、徒歩で迷いながら辿り着いたのですが、

 

  

途中、奇声をあげる人間や、薄汚い地下鉄の中を、

ガードを固めながら歩くのも精神的に疲れました…。

 

 

  

  

  

  

ここで電話などを借りたり、色んなアドバイスを受けようと思ったのですが、

大使館ではパスポートの再発行のみしかできないのです。

 

 

 

  

  

「日本からの送金はどのようにやったらいいのですか?」

 

 

 

  

  

  

  

などの事は全くわからず。

  

  

  

もし、有り金す全て奪われても5万円貸し出し(利子あり)で終了。

そんなもんです。

 

 

 

一時間程で再発行が終了。

この近くにビーチがあるらしく、折角なので立ち寄ることに。

歩いて15程でビーチ到着。

 

 

 

 

 

「これが世界的に有名なコートダジュールか…」

 

 

 

 

 

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さすがにここの空気はゆるく、人も少なく

想像通りのいい場所です。

 

 

 

 

「最初っからここに来れば良かったね…」

 

 

 

 

でも、このままフランスが嫌な思い出だけで終わらずに、

「良い所」を見れただけで、良かった。

 

 

海沿いの岩に腰掛けて、心地よい海風を浴びながら

そんな穏やかな、少し優しい気持ちになれました。

 


 

 


 

 

 

ふと、とあるクラブのチーママをやっている友達の

「蓮の花」の話を思い出しました…。


 

 


 

 

蓮の花と言えば、汚れた泥水に根を落としながらも、

長くすらっと伸びた茎に、清らかに咲く美しい花。

お釈迦様が座っている花ですね。

 

 

 

 

 

 

どんな話かというと・・・

 


 


 

店に来る「どうせ夜の女なんて…」って言うお客さんに

「夜の世界の女の子でも、本当にいい子はいるんですよ」

 

  

  

店にいる「どうせ客なんて…」っていう女の子に

「お客さんの中にも本当にいい人はいるんだよ」

 

 

  

  

そんな、人間不信になりそうな業界だからこそ

「この仕事はね、蓮の花を探すのが楽しいんだよ」

って皆に言ってるんだ。

 

 

 

っていう話。

 

 

 

 

  

何が言いたいのかというと、

どんなにいい場所にでも、嫌な奴もいれば、嫌な事もあるし、

どんなに嫌な場所でも、いい人もいるし、いい事もある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこに自分の「ピント」合わせるかで物事の印象は180度変わり、

 

人生も全く違うものになっていきます。

 

 

 

 

例えば新婚旅行とかで

「マルセイユ最高だよね!」ていう人もいる訳で、

たまたまあった一つの事件で全てを決めつけるのは良くない事。

 

 

 

 

 

 


セキュリティーの甘さも気づけた。

金銭管理の甘さも気づけた。

掛け替えのないパートナーの大切さも再認識した。

 

 

 

 

 

だから、そういう「蓮の花」にフォーカスして、

ニッコリと笑って、明日ここを出ようと思います。

 

 

 

 

  

色々と気づかせてくれて、ありがとう。

  

Merci .A demainLaughing

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