両手一杯の花束を
8月16日 Rambla & Catalunya 84 (Barcelona)
「とりあえず先進むもっか?」
駆け足でバレンシア観光を終えて、次の目的地
スペイン第2の都市バルセロナへ。
観光バスが48時間有効だったので、
それを使ってバルセロナ行きのバス停まで移動。
今回はタクシーも使わず、送迎も使わず、100%自力で行けるよう入念に準備。
バレンシアからバルセロナまでバスで4時間。
綺麗で快適な乗り心地で、窓の外の眺めもゆっくりと楽しめました。
バルセロナのバス停に到着。
「さて、ここからが勝負だな…」
とりあえず聞き込みしながら、地下鉄に乗り込みます。
バルセロナはバレンシアの空気とは違い、東京のよう。
地下鉄を降りて、ヘビーな荷物背負って歩き出す…。
「果たして無事に辿り着けるか…」
今回は入念な調べとチームワークにより、
無事、出費を最低限に抑えて到着する事が出来ました!
いつもなら「とりあえずタクシー」でしたが、かなり成長しました。
部屋はまたも6人部屋。
女の子が一人だけなので空気的には軽い感じですが、部屋は狭い。
とてもくつろげる雰囲気ではないので、ディナーの食材を買いに行く事に。
ここスペインで外食をするとサラッと5000円近く飛んで行きます。
ディナー自炊だと栄養管理も出来て、かつ好きな物も食べれて
1000円以下で2食分位になるのです。
なので物価の高いところでは、キッチン付きとスーパーが近くにあるのが大切です。
買物を済ませ、部屋に戻る前に、ホテルの前のベンチでビールで乾杯。
いかにも「ヨーロッパ」って感じの古い街並みの通りでは、
細長い街燈の白っぽい明かりに照らされて
地元の人がオープンCAFEでディナーを楽しんでいます。
ベンチに座ってそんな光景を眺めていると、バラの花を両手一杯に抱えて
「お一つどうですか?」と花を売りにくる人がいるのです。
ヨーロッパらしい気の利いた素敵なサービスだなと感心しました。
Hiro「バラの花あるだけくれよ」
花売り「えっ全部ですか?」
Hiro「そう、全部彼女に」
Kumi「えっいいの??」
Hiro「今はこれしか買ってやれないけど、必ず近い将来
Kumiから見える範囲全部バラで埋め尽くしてやるよ」
Gracias
Hasta manana
・・・。
なんて。
そんな仮想現実の妄想から抜け出して
ホテルに帰り、ディナーを作り、ネット作業 (笑
寝るだけの部屋に戻ったのは24時。
気づくと5畳位の蒸し暑い部屋にはMaxの6人に。
イケ面フランス人、黒人カップル、よくわからない女性一人。
鉄格子があれば刑務所状態みたいです (笑
「兄ちゃんなにやったんだい?」
「ここは初めてかい?」
とでも聞きたくなる程のインパクト (笑
さらに、どこかから騒いでる声と音楽がガンガン鳴り響きます。
現在25時。安宿だからしょうがないか…。
話は戻り、旅をして、今までは
「絶対無理」と思っていた事が更新されていってます。
相手や環境が変わるのを待ってストレスを感じるよりも、
自分を変えたほうがいい事がたくさんあります。
なので心地の悪さや、思い通りにならない時こそ
自分を成長させる「チャンス」と捉えて楽しんでみようと思います。
最高に「良い物」も更新中。
絶対「無理な事」も更新中。
上下に自分の枠が広がり続ける事に感謝する今日この頃です。