アートな一日
8月15日 Center Valencia, Spain(Valencia)
昨日の夜中にメンズ3名追加。
酒とタバコの匂いをさせながら入室。現在MAXの6名体制。
2人部屋しか体験がないので結構気になるものですが、そのうち慣れるでしょう。
昨日チェックした「行きたい場所」を今日はバスから降りて訪れる事に。
ホテルを出ると、大聖堂の鐘の音が広場に響き渡り、
噴水の水しぶきの上を白いたくさんのハトが飛んでいて
「絵に描いたようなヨーロッパ」がそこにはありました。
今日は土曜日なので教会を覗いて見ることに。
人が多すぎて、ゆっくりしていられませでしたが壮大です。
そういえば昔、イタリアに行ったときのガイドさんがバチカン王国を見て、
「見ただけで涙があふれだしてきた」と感動した話を聞いた事があり、
「そんな感性俺にはまったくないな~」と当時は思ってました。
しかし、時は過ぎ、私も少しは大人になり、
いい芸術に触れれば、今ならば昔とは何か変わったリアクションがあるかもしれません。
「今ならわかるんじゃない?」Kumiもそう言ってくれてます。
まずは近代美術館。
3階からなる建物の一階はデジタルアートなど独創的。
「さっぱりわかりません」
2階スペースはTVモニターにアーチストの作品がビデオで映し出されています。
「まったくわからんね」
3階は絵画とよくわからないコーナーです。
「俺先下降りるわ」
人はそんなに変わらないと言うことがわかりました (笑
その後スペインで2番目に有名な美術館へ訪れることに。
ここの作品は美術センスのないHiroでも素晴らしい物だと言う事がわかります。
しかし、張付けにされていたり、血を流していたり、全体的に色使いもダークだし、
そもそも笑っている作品はほとんどありません。
旅をして思うのですが、
戦争と侵略
宗教
奴隷
などを抜きに歴史は語れません。
戦争の苦しさから救いを求め、宗教が広まったか、
宗教上の違いから戦争が始まったか…。
そして、その背景には商品として輸入や輸出されていた奴隷がいる。
そういった事を感じられる作品が多く、少し気持ちが重くなります…。
Hiro的には20世紀を代表する
「笑顔記念館」でも作ればとハッピーなのでは…と思うのですが。
例えば・・・
「ちっくしょ~今日は最悪だ」とか思っていても
入るだけで、笑顔になってしまう…。
「この笑顔は20世紀を代表するタレ目だね」
「この人の笑顔で病気が治ったがいる奇跡の笑顔らしいよ」
「これは近代エロ系の代表的笑顔だね」
とか (笑
笑顔って見てる人も笑顔になるから
そんなハッピーな歴史的建造物があってもいいのではと
一人考えながら館内を見ていました。
もっとも実際に起こっていた事実をしっかりと受け止める事も大切ですが…。
何枚か目に留まった写真をピックUPします。
そしてその後、近代科学博物館へ。
歩き疲れたので、足を水に浸してひとやすみ。
少しその辺を散策して、バスに乗り帰路につきます。
スペインらしい路地にあるレストランで安いコース料理があったので
バレンシア風パエリア(ウサギの肉入り)とポークソテーを注文。
白ワインのボトルを入れて、生演奏者の音に包まれて、
穏やかな気持ちになれた夜でした。
「日常的にこんな場所に囲まれて過ごすなんて素敵だね」
もし、ここに育てば待ち合わせ場所はこういうところになるのでしょう。
毎日何気なく目に入るものがアートな世界とは素晴らしい事です。
Hiroの育ったマンションは地下がホストクラブ、目の前には飲み屋。
住んでるエリアは水商売とそっち系の人と経営者。
幼い頃遊んでいたのはラブホテル街。
環境悪すぎます (笑
でも、どんな街であろうと自分が育ったところが最高であり、
これからの人生はパートナーとこんな素敵な場所で過ごせたらと思った夜でした。
Gracias
Hasta manana