一本の道
31,October,2012
南伊豆の山に囲まれた狭い田舎道あった。
二車線なんだけど、工事の為に一車線しか車が通れない。
そこには信号機も、誘導してくれる人もいない。
お互い一車線で向かい合ったら、どちらが譲り通らせてもらう。
「このままでもいいのに」
そこに住むのぶさんが呟いた。
道路を直さなければ、いつもこの道で人の譲り合いの精神が感じられる。
自分がどれだけ偉いかとか、誰が一番とかそんな事より、
小さなことを分かち合い、日々の中で人間の美しさを感じ合う。
それって幸せじゃない?