二人にとっての青森とは?
9/12 Mutsu Grand Hotel周辺 青森むつ市
久美子と青森は2回目。最初に来た時は狂ったように働いていた会社員時代。
連休を函館で過ごす為、海沿いを走りながら波チェックしてるとフェリーが目に入った。
「ちょっと近くに見に行ってみようか?」「船旅っていいよね」「えっ?じゃあ、乗っちゃう?」
どこに行く船かもわからいまま船旅決定。時間を見たら次が青森だったのでそこに行くことにした。
急遽予定変更で車を停めてフェリーに乗り込んだ。到着してレンタカーを借りて
「ところでどこ行く??青森って言えば十和田??」 そんなノリで十和田湖の温泉で一泊。
帰りには、偶然にもキリストが実は処刑から逃れ青森で隠れていたという珍しい場所にも行くことができた。
青森は二人にとって、そんな感じの思い出。
今回は函館からフェリーで四時間で青森。そこから3時間半かけて下北半島のむつ市を目指す。
ここは本州の最北端で恐山という日本三大霊場がある。ここは地獄の形状に似ているという。
旅の始まりが地獄なんてそれもまた面白いかも。
朝起きてフェリーの時間まで五稜郭散策。
日本の神様の勉強も旅の楽しみの一つ。
海沿いを走っていたらオレンジの夕日が海に映りこんでいたので近くに見に行った。
写真を撮っていたらランニングを着た犬を連れたおじさんに「今日の夕日は最高だろ」と話しかけられた。
世間話をしていると、目の前をおじさんの顔見知りらしき人が通りかかった。「この時間珍しいね」と話しかけると
「私、この時間歩くの好きなのよ」おばちゃんが一言答えた。
いつもそこにある風景。いつもそこにいる人。
何気ない毎日の中にある、何気ない幸せ。
一度しかない出会いの中で、一瞬だけ人生をシェアする。
なんだか日本の旅って楽しいな。