ISSAC(アイザック) – 台風直撃
8/28 Hotel Pennsylvania, New York
早朝5時。空港にレンタカーを返しに行く。支払も問題も解決済み。
そしてJazzの本場ニューオリンズへ。アメリカで唯一名物料理があり、音楽もJazzだけではなく、
アコーディオンとバイオリン、そして首から吊り下げたブリキの洗濯板をスプーンでこすって音を出す、
ケイジャン音楽とR&Bやブルースが融合したZydeco(サイデコ)という珍しい音楽もある。
中でも最も楽しみにしているのが生牡蠣。1ダース食べても8ドル。
激安価格で品質の良いものが楽しめるというので期待に胸を膨らませる。
しかし、空港でチェックインをしよとして事態は急変した。
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ニューオリンズの便はハリケーンの為、欠航です。ニュースはご覧になりませんでしたか?
本日の違う便はありません、日曜日までフライトはありません。このフライトをキャンセルの場合
こちらの航空券は払い戻しいたしますが、お客様のニューオリンズからニューヨークまでの便や、
予約なさっているホテルの保障はできません。天候に関することなので・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チェックインカウンターにて
CNN ハリケーン「カトリーナ」から7年、再びニューオーリンズ直撃へ
<今後の予定>
8/28ヒューストン経由でニューオリンズ入り。2日滞在。ホテル予約済み。キャンセル不可。
8/30ワシントン経由でニューヨーク入り3日滞在。航空券・ホテル予約済みキャンセル不可。
9/2 ニューヨークから成田。航空券・ホテル予約済みキャンセル不可。
「JALカードの保険で対応してくれるかも!!」
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ひ 「悪天候による航空券やホテルのキャンセルの損害は対応してますか?!」
JAL 「申し訳ありませんが。対応しておりません」
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「話のネタに困らない人生だね」
と最近仲間からコメントをもらったばかりだけど、いつもそんな感じ。
パソコンを取り出しネットでベストな解決策をスタッフと一緒に探る・・・。
大きく分けて選択は2つ。
①フェニックスでこのまま数日滞在して、どうなるかわからない天気がよくなるのを待つ。
ニューオリンズからの便は日時を変更してニューヨーク入り。飛行機の変更手数料無料。
この場合新しいホテルを探し、特にやることもない場所で、ただ待ち続けることになる。
そして、ここでのホテル数日分の宿泊費と残り少ない貴重な時間を失う。
②ここからダイレクトでニューヨークを目指す。ニューオリンズのホテルと、
ニューヨーク行きの航空券はキャンセル不可。全て返金なし。そして、
ここからニューオリンズ行きのチケットをニューヨーク行きのチケットに変えて
差額を支払う。その金額690ドル。これにより新たにホテルを探し、
超物価の高いニューヨークの滞在日数を2日延ばすことになる。損害1000ドル。
ふ~~。
Travel is Troubleです。
カトリーナが直撃したのが、奇しくも今からちょうど8年前。
そして、その日にニューオリンズに行こうとした2人。長い旅の中でも天気による欠航は初めて。
でも、この3年間。何度も何度もこんなこと経験してきたよね。
思うようにいかないこと、突然のトラブル、いつも二人で何とかしてきた。
決断のとき。
ニューオリンズを捨てて、一気にここから最終地ニューヨークを目指します。
Gone with the hurricane。生牡蠣、Jazz Live、サイデコさようなら。
そして、経由のヒューストンで乗り換えようとすると
今度はこちらがシステムのトラブルで飛行機が遅延した。
朝からとんだバタバタ騒動だったけど、もしニューオリンズ入りしてて、
ハリケーン直撃してたら命が危なかった。1000ドルで命を救われたと思えばいい。
仲間と飲むときの話のネタがひとつ増えたと思えばいい。 だからラッキーだ。
だって、たった一日ずれてたら大変な事に巻き込まれてたから。。。
ついに、3年3ヵ月の世界一周最終章。
夢を叶えるコンクリートジャングルニューヨークへ!!!
帰国まであと5日