ハード美術館 – ネイティブアメリカンの歴史を探る
8/27 Days Inn ,Phoenix
早朝、グランドキャニオンでサンセットを見た後、5時間かけてフェニックスへ移動。
ハード美術館はネイティブアメリカンのアートや歴史を紹介するミュージアムとしては全米屈指の規模。
前世はネイティブアメリカンじゃないかと思うほど、強く興味を示す久美子の希望で行ってみることにした。
カリブ諸島に到達したコロンブスがインド周辺の島と誤認し、そこにいた民族を「インディアン」と呼んだ。
人種的にはモンゴロイドなので原点は日本人と同じ。親近感の沸く顔の人が多い。
白人、黒人、黄色人種。そして、彼らは自分たちを赤人と呼んだ。
ナバホの民族衣装
彼らにとって髪は霊力の源と、どの部族に属すかを示す、とても神聖なものだった。
しかし、侵略された事により、髪の毛も、言葉も、文化も全て奪われていく・・・。
アメリカは彼らの宗教的儀式も非合法化して、スウェットロッジの話をしただけで逮捕された。
「死ぬことだけが、唯一家に帰る方法だった・・・」
世界一周とは地球上の戦争、侵略の傷跡をみることでもある。それが目をそらせない現実。
自然と共存していた為、非常に高いスピリチュアリティーと独特の世界観を持つ。
アメリカはハンバーガーとハリウッドだけの国かと思っていた。
でも、言葉を失うような雄大な景色や、ネイティブアメリカンの自然や宇宙に対する考え方は
世界中に類をみない独特の考え方で、とても興味深く、知れば知るほどのめりこんでいく。
「今の地球に必要なこと」
私達は彼らの叡智の中から、今、何を学ぶべきなのでしょう?