最後の1km

13,August,2012


 

今さらながら、Big Islandでの書き残した話題を一つ。

 

ハワイ島では初めてのマラソン「コナマラソン」にチャレンジしました。

韓国で「マラソンやってみたい!」と思いたってから、1ヶ月も経たないうちに初マラソン。

タイミングよく、次の行き先・ハワイ島コナでのマラソン大会があり、早速エントリー。

 

大会までは、ヒロ君がサーフィンに行ってる間に一人で住宅街を黙々と走る日々。

アップダウンの多いコナの街は、ランニング初心者には大変で

上り坂、下り坂・・・本当に人生のようだな、と思いながら遠くに見える海を見て走っていました。

朝は新鮮な空気が気持ち良くて、夕方は落ちていくサンセットを眺めながら

いつも同じコースを5km走って練習していました。

 

当日は、前日にもらったゼッケンをTシャツに付け、レース会場へ。

練習では6kmまでしか走ったことがないのに、本番は10kmです。

「10kmも走れるかなぁ。歩いてもいいから、とにかく完走しよう!」

そんな気持ちで挑んだ初マラソンです。

 

そして、10kmのレースがスタート。

いつもはマイペースにのんびり走っていたから、周りの早いペースに圧倒され

私もだいぶペースが速くなって、息が切れはじめた。

ペースを緩めると、どんどん後ろから抜かれて、なんだか不安になる。

 

練習ではいつも一人で走っていたから、周りのペースに流されることはなかった。

「マイペース、マイペース」そう思って気持ちを切り替えた。

後ろから抜かされても気にしない。自分が気持ち良く走ること。それだけに集中した。

 

コナの海岸線を走ると、海風が心地良かった。

気が付くと、笑顔になってる自分がいた。

苦しい、辛い、だけど楽しい。

初めて6kmを超えて、ますます笑顔になった。

 

そして最後の1km。ゴールまでもう少し。そんな時だった。

「足が痛い」「苦しい」「止まりたい」

弱気な言葉ばかりが頭に浮かんだ。

 

「最後の1kmが一番辛い」

そう思った時に、私達の世界一周の旅も、今そんな時なのかなと思った。

「近くのゴールを見て走ると辛くなるから、もっと先を見て走らないと。」そう思った。

 

長い旅も終わりが近づくと、色々な思いが頭に浮かびます。

でも、これはゴールではなくて、ここからが始まりなんだ。

そう思えば、ずっと走っていられるはず。

 

 

 

 

 

そして最後は・・・二人仲良く完走しました!

 

 

 

今度はフルマラソンにチャレンジ!?

 

 

 



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