スーパームーンで再会
5月5日 Seoul
「俺はここに来るのに5000千ドルもかけてきたんだ!!」
入国審査をしようと列に並んでいると右端の別室から
ものすごい大きな声で怒鳴り散らしている黒人がいた。
韓国人の空港職員に「どうしたんですか??」と聞いたら
「彼はナイジェリア人だ」そして「rejection」という言葉が返ってきた。
携帯の辞書で意味を調べてみると「拒絶する」という文字が画面に表示された。
内戦でもめてるからなのか、どうやら入国ができなかったようだ・・・。
さて、殺伐とした空気を通り抜けると飲み会の聖地韓国に入国。
前に宿泊していた場所で久美子と再会する予定だったけど、
サプライズで出口で待っているのも面白いかと思い、飛行機の時間を調べてゲートで待っていた。
そんな中、しばらく待っていると、ふとした疑問が頭をよぎった。
「ゲートって一個しかないのかな??」
聞いてみると、他のゲートもあるようで、彼女はどうやらそちらちに到着するらしい…。
慌ててそちらのゲートに移る。ソウル市内行きのバスの最終時間まであと20分。
Facebookでリアルに待ってる情報を伝えながら、「これで見逃したらバカみたいだな」と思ってると
見慣れた顔がゲートの奥のほうに見えた。すぐさまバスに乗り込む。最終時刻ギリギリ。
2ヶ月と1週間。出会ってからこんなに離れてた事は今まで一度もない。
話も積もりすぎてどこから話し始めていいものかわからないけど、
とりあえず、のんびりいきますか。時間はたっぷりあるからね。
今日は月が満月になり
地球に最も近づく現象「スーパームーン」
長谷川夫婦無事合流。
Share Happinessの旅再始動です。
なにがあっても、なにがなくても、幸せが、幸せ。
今、二人がいることに感謝。
川の底に、急流を流れる川の底に、一匹の虫がいた。来る日も来る日も、その流れに流されまいと虫は、その石にしがみついていた。ある日、彼はその石から手を離した。急流にのまれて彼は、水面に浮かびあがり、瞬く間に川面を流れて行った。
他の虫は、彼を神と呼んだ。
by Richard Back