波乗り夫婦

4,August,2009

 

7月28日   Chez Jacques(Tatmarin)

www.chezjacques.mu

e-mail com1kidskills@intnet.mu +230-7413017

 

  

慣れ親しんだここともお別れ。

 

 

 

 

いつもならなんとも思わないのですが、

ここのオーナー夫妻はものすごくいい人で

 

「出て行くって言ったらどんな顔するかな…」と

気にしていました。それ位いい人なのです。

 

 

しかし、「良い人だけ…どズルズルと付き合ってられない!」と

将来を考え、別れを告げる女性のような気持ちで宿を出る事を決意(笑

そしたら「荷物多いから部屋に置いていっていいよ」と言ってくれました。

 

 

ここの宿は空港から近いので、最後の夜に戻ってきたほうが

効率がいいし、私達も20キロのバックパック+αの荷物を持ち運ばなくていいのです。

お言葉に甘えて、モーリシャスの有名なサーフポイント「タマリン」を目指します。

 

 

 

 

途中、キョロキョロしていたら

バス停で一人の男性が「ここで合ってるよ」って教えてくれました。

 

「モーリシャスの方ですか?」って聞いたら、

「モーリシャスで生まれ、モーリシャスで育ち、

モーリシャスで働き、モーリシャスでリタイヤし、モーリシャスで息を引き取るんだ」

と答えが返ってきました。

 

 

 

 

 

島に対する愛情が伝わってくる一コマでした。

う~ん。いい話だ(笑

 

 

 

 

 

 

暑い中のんびりと移動。読書やDSしながらバスを待ちます。

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バスを乗り継ぐこと4時間。タマリンに到着。

 

 

 

ちなみにここをネットで探しているときに

「タマリン塩田」という人のブログがあって、

 Kumiに「この人レスラーみたいじゃない?」とか

「この人超タマリン愛してるんだね~」とか言っていたら

 

 

よく見ると、「塩がとれる田んぼ」の「塩田」で

「タマリン塩田じゃん!」と大笑い。

 

 

 

 

 

くだらない話を失礼しました…。

 

 

 

 

ここは塩田が有名なところでもあり、バスから

初めて見る塩田は印象的でした。

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バスを降りて、ビーチまで歩いて3分。

ベンチでKumiに待っていて貰い1人で宿&サーフリサーチ開始。

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静かなビーチ。沖では波が立っているポイントがいくつかあり、

手前が腰位、アウト300メートル程のところは、頭位でチューブが巻いてます。

 

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内陸側。湖みたいになっています。

 

 

何人かに聞くと、ここにはゲストハウスが2つしかないとの事で

サーフボードは海の目の前にある高いホテルから借りているそうです…。

 

 

 

たまたま洋服のショップでその話をしていたところ

そのゲストハウスのオーナーが歩いてきて

「あの人のところだよ」と教えてくれたので、話しかけました。

 

 

感じの良い人で一泊800ルピー(約2400円)+格安ンタルボード2日で200(約600円)

だそうで、交渉するもの面倒なので「Ok」とサクッと決定。

海まで1分。ベランダつき。部屋も広いし、結構調子良し。

 

 

 

 

 

 

速攻で部屋に荷物を入れて、食材の買出しに行って早足で宿に戻り、

サーフボード抱えて、ビーチまでダッシュ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「海だぁぁ”あああ””””””!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱ海でしょ!」

 

 

一年ぶりのサーフデビューが楽園で出来るなんて最高です!

 

 

 

 

ビーチから見た波は「たいしたことないな」って思ってたけど

入ってみると、なかなかGOOD!

 

 

 

 

サンセットサーフも楽しんで、心の底からデトックスできました。

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夜はステーキ&ベジタブル。

料理作りながら、ビール片手に色んな国の人とキッチントーク。

ここにいる人はみんな感じが良く、フィーリングもバッチリ。

 

 

 

モーリシャスとマダガスカルの間にある、Reunionから

来ている男性二人組、シェリル&ジャマリンと仲良くなり、

楽しく飲み、深く語れました…。

 

 

この島興味深いですよ。

 

 

 

 

 

旅していて思うこと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「俺らって何にも知らないんだね…」

 

 

 

「知らない」って事が、「知れてる」今日この頃です。  

 

 

7月29日 Chez Jacques(Tatmarin) 

 

 

今日は昨日のシェリル達がヨガに興味があるとの事なので

サンライズ前の6時ビーチでレッスン開始。

 

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HiroはKumiのレッスンをサポートします(少し二日酔いでしたが…)

朝方の誰もいない静けさの中、ビーチフロントのヨガは最高でした。

 

 

その後朝食を取って、オーナーのジャックさんのつてで

Kumi用のロングボードを借りに行きました。

 

 

一日借りて500ルピー(約1500円)

他の料金とは比べ物にならない程安いのです。

 

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ゆったりとした時間の流れる、楽園で二人プカプカ浮かび

素晴らしい景色を見ていると、

 

 

 

「すごい笑顔だね!」ってお互い言い合うほど

 

 

 

二人共なぜか自然に笑みがこぼれます。

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綱渡りしたり、カードをしたり、ゲームをしたり…。

何もない場所で、遊びの達人達が各々の時間を過ごします。

 

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スイス人の女の子フィヨーナが持ってきた綱渡りグッズ。

「何これ?面白いの?」ってちょっとなめて挑戦してみると

かなり難しく、以外に面白い!

 

 

 

 

「チャッチャラララ~♪チャッチャラララ~チャ~ララ~♪」(手品などで使われる曲)

とか口ずさみながら、「こんなんじゃステージに立てないよ!!」とか言いつつ

交代しながら30分位ハマってました(笑

 

 

 

 

 

 

くだらない話ですいません…

 

 

 

 

 

 

 

今日は二人でサンセットサーフをして、Kumiカレーの食材を買いに行きました。

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 一応冬なので夕方は水着サーフィンだと少し肌寒く、濡れた体をタオルで拭いてサンセット。

 

 

 

 

 

ディナー時のキッチンは各国の料理の作り方が見れて

「何作ってるの?」って互いに興味を持ち、

色々な話が出来て楽しいものです。

 

 

 

 

7月30日 Chez Jacques(Tatmarin)

 

 

朝からビーチフロントでヨガ。

 

 

 

新鮮な空気を胸一杯に吸い込み、一日のスタートです。

 

 

今日はレイニヨンから来ているシェリル達が船に乗って帰国する日。

朝9時発という事で、見送る為に彼らを待ちます。

 

 

 

 

 

 

「日本式のバイバイはどうやってやるの?」

 

 

 

 

 

 

 

ハグして別れを惜しみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に人にはいつも恵まれていて、いい出会いがあります。

彼らのの出会いも大切な宝物。 

 

 

 

 

 

 

 

3週間一緒にいても、メアドも聞かないまま終わる人もいれば、

2日しかいなくても、心に残る友情を築ける人もいます。

 

 

 

 

 

 

理屈じゃない「フィーリング」かな…。

 

 

 

 

 

 

 

出会いも増えた分だけ、別れも増える。

 

 

一緒にいるスイス人の女の子達は

「私達だったらそんなにたくさんの別れ耐えられないよ」

 

 

 

 

 

 

 

って言ってました。私達もいつも心にグッと来ますが、

別れの時は、次の出会いの為の変化を告げるタイミング。

 

 

 

そう心に思い乗り越えていくようにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生の節目で旅に出る人との出会いが多く

そういう内容の話で語りながら飲んで、、

本当に本当に、最高の出会いに感謝する事が多い今日この頃です。

 

 

 

 

「人生って最高だね」 

 

 

 

 

見送った後はちょっと寝不足なので、椰子の木の下で昼寝。

ランチ後に遠くに見える、高級リゾート地を視察。

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 一時間程散策してタマリンビーチ制覇。

 

 

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なかなかいい地形です。

 

 

 

 

戻ってからはサンセット前にKumiにサーフレッスン。

今日初めて板の上に立つ事が出来ました!!!

 

 

 

 

 

やった事ある人にしかわからないのですが、

波に押されて板が波の斜面を滑り降りる時の緊張と興奮、

 

 

 

そして、日常の世界では味わう事のない

波の上に立って風を感じる、最高の瞬間。

 

 

 

 

 

「突き抜けるような快感」をシェアできて良かった。

 

 

 

 

 

 

 

サンライズと共に散歩に来る人がパラパラいて、

日中は本を読んだり、寝たり、サーフィンしたりカードで遊んで、

 

サンセットはビーチ前に人が集まり、楽器を演奏する人、

ワインを飲む人、愛を語る人など…。

 

 

平和で純真で、暖かくゆる~い空気が流れるこの町が大好きです。

 p7280087

 今まで一番好きな写真。

 

 

 

 

そんなタマリンとも明日でお別れです。

 

 

 

 

 

くだらない事も本気で没頭できる。

いつも自然な笑みがこぼれてる。

何にもないから「自分らしさ」をしっかりプロデュースできる。

 

 

 

 

 

「何もない贅沢」

愛すべき場所です。

 



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