悲しい過去を乗り越えて
11,April,2012
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2月9日 Ho Chi Minh City
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戦争証跡博物館（WAR REMNAINTS MUSEUM）に行った。
今でも、その時のことを思い出すと胸が苦しくなる。
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ベトナム戦争中の苦しみがリアルに感じられる展示品の数々。
そして、目を背けたくなるような写真。
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ベトナム戦争中に撒かれた枯葉剤・Agent Orange(エージェントオレンジ）は
空中で散布後、２時間で植物が枯れるという強烈な毒性を持つという。
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枯葉剤の影響を受け、重い障害を抱え
苦しみながら短い生涯を終えた多くの人がいる。
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泣き崩れる母と生まれてきた奇形児の写真など
ボロボロと涙がこぼれて、とても見ていられなかった。
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戦争が残した悲劇。
現実を知ることは、時に辛い時がある。
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悲しい歴史を乗り越えて、生まれ変わった今のベトナムは
終戦から３０年余りとは、とても考えられない程
人々の活気とエネルギーに溢れている。
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だけど、２０１０年を過ぎた今もなお、奇形児が生まれ続けているという。
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戦争が終わった今も、苦しみと戦っている人がいること。
それは、忘れてはいけない現実。
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本来、人は憎み苦しみあうために生まれてきたわけじゃない。
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「生きとし生けるもの全てが幸せでありますように。」
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一人でも多くの人がそう思えたら、きっと
この地球は天国になるはずだ。
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