都会の孤独
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2月20日-22日Varindavan Park Serviced Residence
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日本人が多いスクンビット周辺。スーパー・レストラン何から何まで日本人が困る事はない。
ロスについで日本人が多いエリアだとか。土地勘もつかめてきて快適な毎日。
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観光で訪れる場所っていうのは基本的に、都会ではないところが多い。
都会っていうのは大きく分ければ全部一緒なんだよね。
ビルが高くて空が見えなくて、車も人も多く、たくさんお金を使って遊ぶとこ。
前回のカオサン滞在とは違い、バンコクに暮らしているようなフィーリングの毎日。
食べたいものを食べ、良質なものを買い、なぜだかあっという間に忙しく過ぎていく毎日。。。
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そんな中、たくさんの人がゴチャゴチャと足早に歩くデパートの中
買い物が終わって物欲を満たし和食を食べていた時に
ふと、ある言葉が頭に浮かんできた。。。
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「俺、別にここから消えても、誰もなんとも思わないんだろうな。。。」
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マザーテレサが言ってたっけ 「都会のほうが孤独だって・・・」
久美子が東京で暮らしてた時「埋もれてしまいそうにな気分になった」って言ってたけど
効率よく高速で動く時間の中で生きてると、ふと、そんな気分になるのかも知れない・・・。
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東南アジアの物のないところから良質な物が手に入り、美味しいものがあり、
快適なホテル暮らしに、素晴らしいパートナーもいる。そして超ポジティブな性格。
にも関わらず、ふとそんな事を考えてしまったのは、なぜなんだろう?
物が溢れて満たされてるはずのに、なんでこんなに虚しさを感じるんだろう…?
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一人カツ丼を食べ終わり、サイアムからエカマイに向かう人の溢れる電車の中で
さっきの気持ちを思い出し、なんともいえない気分で窓の外の流れるビルの光を眺めてた・・・。
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その時、年配の女性がふらふらと満席の椅子の前に通りかかった。
すると一人の青年がパッと椅子から立ち上がり席を譲った。
まあ、こんな事をいうもんじゃないけど見た目もパッとしないさえない感じの男の子。
でも、誰よりも早く立ち上がった。素晴らしい事だよね。
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で、その時思ったんだ。
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「人間が繋がってるのは物じゃない。」
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だってね、その光景見て心軽くなったし、温かい優しい気持ちになったよ。
人間は物と繋がったって幸せになれないんだよね。
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「人間が繋がっているのは心だよ」
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人は同じところからやってきて、同じところに帰っていくんだもん。
なんていうの?やっぱ愛じゃん?そこと繋がってるから人間は素晴らしいんだよ。
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油断したらあっという間に何かに心を奪われる都会。
溢れる人だかり、無機質なコンクリートジャングル、高速で動く時間。
だからこそ、もっともっと温かいものに心を向け続けるべきだよね。
探せば今日みたいな事どこにでもあるもん。
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ありがとう青年!幸せな気分になったよ。
がんばって生きてこうぜ!!
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