マザーハウスでボランティア

25,January,2012

1216日~18Kolkata

マザーハウスには、世界各国から集まった

大勢のボランティアスタッフで込み合っていた。


ボランティア1日目は、障害者の家へ。

バスに乗って、マザーハウスからは少し離れた施設に向かう。

9:00から12:00までのボランティア。

まずは、大量の洗濯物を10人位で手分けして片付けた。

この作業は約2時間、全て洗濯機を使わずに手洗いで行われた。

その後、施設内に入ると、各自の仕事になる。

ボランティアの内容に関しては、特に指示はないので

初めは何をしていいかわからず戸惑ったけど

動けない手足をクリームをつけてマッサージしたり

歩けない人をトイレまで連れていったりと

周りにいる人がやっていることを見ながら

少しずつだけど人と触れ合うことができた。

翌日からは、障害児と孤児の家に行くことになった。

基本的にここでは、子供達と1対1の触れ合いになる。

ボランティア2日目は、盲目の女の子が私の膝の上に乗ってきて

その日は、一日中その子と一緒に過ごした。

「目に映るものが全てではない。」

彼女と一緒にいると、そう思えた。

気持ち良さそうにブランコに乗ってる姿

手拍子の音を楽しそうに聞いてる笑顔

そんな姿を見ていると思う。

彼女には、もっと大切なものが見えてるのかもしれないと。

ここにいる子供達は様々な症状の病気を抱えていた。

だけど、それぞれの子が個性的で愛らしかった。

キラキラした瞳は本当に美しくて

笑顔を見れただけで幸せで優しい気持ちになれた。

「愛は努力と決心が必要。」

マザーハウスでシスターが話してくれた話が心に残っている。

「愛することは生易しいことではない。」

「大切なのは、小さなことにどれだけの愛を込められるか。」

「愛は、自分の感情を超えること。」

穏やかな口調の中に込められた力強さ。

マザーの愛が、マザーの教えがそのまま伝わってきたようだった。

こうして、マザーハウスでのボランティアを終えてみて思う。

結局、癒されたのは自分自身だったのかなと。

触れ合った人のぬくもりや、笑顔が、今でも忘れらない。

思い出すと、なんだか温かくて幸せな気持ちになる。

国境を越えて、時空を越えて

マザーの愛はこうして広がっていくんだろう。

そんなことを感じた、コルカタでの日々。




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