マザーハウスでボランティア
12月16日~18日Kolkata
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マザーハウスには、世界各国から集まった
大勢のボランティアスタッフで込み合っていた。
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ボランティア1日目は、障害者の家へ。
バスに乗って、マザーハウスからは少し離れた施設に向かう。
9:00から12:00までのボランティア。
まずは、大量の洗濯物を10人位で手分けして片付けた。
この作業は約2時間、全て洗濯機を使わずに手洗いで行われた。
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その後、施設内に入ると、各自の仕事になる。
ボランティアの内容に関しては、特に指示はないので
初めは何をしていいかわからず戸惑ったけど
動けない手足をクリームをつけてマッサージしたり
歩けない人をトイレまで連れていったりと
周りにいる人がやっていることを見ながら
少しずつだけど人と触れ合うことができた。
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翌日からは、障害児と孤児の家に行くことになった。
基本的にここでは、子供達と1対1の触れ合いになる。
ボランティア2日目は、盲目の女の子が私の膝の上に乗ってきて
その日は、一日中その子と一緒に過ごした。
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「目に映るものが全てではない。」
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彼女と一緒にいると、そう思えた。
気持ち良さそうにブランコに乗ってる姿
手拍子の音を楽しそうに聞いてる笑顔
そんな姿を見ていると思う。
彼女には、もっと大切なものが見えてるのかもしれないと。
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ここにいる子供達は様々な症状の病気を抱えていた。
だけど、それぞれの子が個性的で愛らしかった。
キラキラした瞳は本当に美しくて
笑顔を見れただけで幸せで優しい気持ちになれた。
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「愛は努力と決心が必要。」
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マザーハウスでシスターが話してくれた話が心に残っている。
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「愛することは生易しいことではない。」
「大切なのは、小さなことにどれだけの愛を込められるか。」
「愛は、自分の感情を超えること。」
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穏やかな口調の中に込められた力強さ。
マザーの愛が、マザーの教えがそのまま伝わってきたようだった。
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こうして、マザーハウスでのボランティアを終えてみて思う。
結局、癒されたのは自分自身だったのかなと。
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触れ合った人のぬくもりや、笑顔が、今でも忘れらない。
思い出すと、なんだか温かくて幸せな気持ちになる。
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国境を越えて、時空を越えて
マザーの愛はこうして広がっていくんだろう。
そんなことを感じた、コルカタでの日々。
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