愛が流れる時

4,January,2012
12月16日 Golden Apple
マザーハウス/ 愛が流れる
朝七時。トッシーと三人でマザーハウスへ向かった。
簡素で清潔な室内には世界各国からやってきたボランティアの人が
部屋の中に溢れかえり、その雰囲気に圧倒された。
チャイとバナナの軽い朝食をそこで食べて、Onedaypassという一日限定の
許可証を発行してもらい、マザーハウスから各自でバスに乗りこむ。
男女合わせて20人くらい。今回の行く事になった場所は障害者の施設。
到着後誰の指示も無く、周りを見渡しながらボランティアを開始する。
こんなルックスでこういうのもなんなんだけど、何を間違ったのか俺
ホームヘルパーの一級の資格を持ってるのね。ところが実習中にオムツを代えてる時に
排泄したものが手について、頭がフラッとしたくらいこういうことが向かない人だと思うのよ。
そんな人が時を超え、様々な経験をして再びインドにやってきてたくさんの恩恵を受けた。
「世界一周してきてどこがよかった?」と聞かれればインドと答えてしまうかもしれない。
そして、そんな中の初めてのボランティア。見よう見真似でひたすら作業に没頭する。
誰が着たか分からないものを洗濯し、誰かが散らかした場所を掃除し、
完全に自分を相手の為に捧げるって言うのは謙虚さを学ぶ上でとてもいいことだと思った。
知覚障害の老人や、足のない人、指のない人、様々な人達の肌にクリームを塗る。
言葉は通じないんだけど袖を捲り上げて、塗って欲しそうにする場所に丹念に塗りこむ。
傷口にはハエがたかり、曲がった指も痛々しい。通常、俺は人に触られるのが嫌いだ。
そして人を触るのも嫌いだ。だけど、ガサガサになった肌を触ると
「どんな風に生きてきた人なんだろう?」と思い、その肌からかすかな温もりを感じ
「この人も、あの人も、みんなも俺も、同じ人間」 なんの違いもないと思った。
なんの垣根もない心と心の通じ合い。心の底から温かい気持ちになる。
それは体に愛が流れたと言ってもいいと思う。
なんだかそんな事を考えていたら胸一杯になって泣けてきた。
今日はインドの高校生らしき男子生徒が施設の人の為にバンド演奏をやっている。
決して上手いとはいえない演奏と歌をボーっと見つめる施設の人々。
元気な人は踊ったりしてて、見ていてとても微笑ましい。
ここにいる人は幸せだ。世界中からたくさんの人が来て愛をくれる。
この施設の外にはどれだけの孤独で苦しんでる人がいるんだろう。
システマチックにテキパキ行動する施設の人々。世界中にあるマザーの家。
彼女の愛は今もなお地球を照らしてる。神様みたいな人だ。
初めての奉仕活動。直感に導かれるままにやってきた。
時々施設の人達のニッコリした笑顔を見かけると、
奉仕してるなんてとんでもない、癒されてるのはこっちなんだと思った。
わからないことだらけだけど、折角の機会なので少し続けてみようと思う。
手に肌の温もりがまだ残ってるから・・・。

12月16日 Golden Apple

朝七時。トッシーと三人でマザーハウスへ向かった。

簡素で清潔な室内には世界各国からやってきたボランティアの人が

部屋の中に溢れかえり、その雰囲気に圧倒された。チャイとバナナの軽い朝食をそこで食べて、

Onedaypassという一日限定の 許可証を発行してもらい、マザーハウスから各自でバスに乗りこむ。

男女合わせて20人くらい。今回の行く事になった場所は障害者の施設。 到着後誰の指示も無く、

周りを見渡しながらボランティアを開始する。 何を間違ったのか俺ホームヘルパーの一級の資格を持ってるのね。

ところが実習中にオムツを代えてる時に排泄したものが手について、 頭がフラッとしたくらいこういうことが向かない人だと思うのよ。

そして、そんな中の初めてのボランティア。見よう見真似でひたすら作業に没頭する。

 

誰が着たか分からないものを洗濯し、誰かが散らかした場所を掃除し、

完全に自分を相手の為に捧げるって言うのは謙虚さを学ぶ上でとてもいいことだと思った。

知覚障害の老人や、足のない人、指のない人、様々な人達の肌にクリームを塗る。

言葉は通じないんだけど袖を捲り上げて、塗って欲しそうにする場所に丹念に塗りこむ。

傷口にはハエがたかり、曲がった指も痛々しい。一体なぜこんな風になってしまったんだろう・・?

 

通常、俺は人に触られるのが嫌いだ。そして人を触るのも嫌いだ。 だけど、

ガサガサになった肌を触ると「どんな風に生きてきた人なんだろう?」と思い、

その肌からかすかな温もりを感じ「この人も、あの人も、みんなも俺も、同じ人間」 なんの違いもないと思った。

なんの垣根もない心と心の通じ合い。心の底から温かい気持ちになる。それは体に愛が流れたと言ってもいいと思う。

なんだかそんな事を考えていたら胸一杯になって泣けてきた。

 

今日はインドの高校生らしき男子生徒が施設の人の為にバンド演奏をやっている。

決して上手いとはいえない演奏と歌をボーっと見つめる施設の人々。 元気な人は踊ったりしてて、見ていてとても微笑ましい。

ここにいる人は幸せだ。世界中からたくさんの人が来て愛をくれる。 この施設の外にはどれだけの孤独で苦しんでる人がいるんだろう・・・?

システマチックにテキパキ行動する施設の人々。世界中にあるマザーの家。 彼女の愛は今もなお地球を照らしてる。

神様みたいな人だ。初めての奉仕活動。直感に導かれるままにやってきた。

時々施設の人達のニッコリした笑顔を見かけると、 奉仕してるなんてとんでもない、

癒されてるのはこっちなんだと思った。 わからないことだらけだけど、折角の機会なので少し続けてみようと思う。

手に肌の温もりがまだ残ってるから・・・。

 



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