人生の流れ
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12月15日 Golden Apple
サダルの近くにあるチャイニーズレストランに入ると、入り口に一人の日本人がいた。
素通りして奥に入ると再び違う日本人がいた。その人は大阪出身で名前はトッシー。
俺から話しかける事はまずないんだけど、なぜか「こんにちわ」と話しかけてから
この町を離れる瞬間まで毎日のように顔あわせる事になった。
誰とでも仲良くなれて、穏やかで優しい空気を放ちつつ独身遊びを楽しみ旅をする。
そんな彼を見てて思った事があるので、ちょっと書いてみようと思う。 ・・
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ここでは久しぶりに酒を飲むことにした。なんせインドは酒飲み向きじゃないのね。
サダルのレストランバーでタンドリーチキンをつまみながらビールを飲む。
トイレに行って戻ってくると、くぅがヴィパッサナーを薦めていて、「おっ!」っと思ったわけね。
彼女が人に何かを薦める時、適切なタイミングで、適切な人に伝える。
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つまり無理に薦めたり、合わない人には決して言わないって事なんだけど、
この旅で一番インパクトのあった素晴らしい体験をシェアしようとしてるのを見て
「トッシーはそういう流れで俺らに会ったんだな」っていう出会いの「意味」を考えたんだ。
そしてその後、一緒にボランティアにも行くんだけど、その帰りにランチしたメンバーが
なんと驚く事に一人だけ除いて全てヴィパッサナー経験者。やっぱりそういう流れなんだよね。
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人生には流れがあって振り返ると「ああ、こういう意味でああいう事があったんだ」
って事が理解できる。どんな事良いことにも悪い事にも必ず意味があり、
それをちゃんと理解すると次のステップに上がる事ができる。必ず超える事が出来る
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ところが直面してる時はそれが分からない。だから人は迷い考える。
今まで仕事でも、プライベートでも見てきた経験上、考えすぎる人は動かない。
そしてチャンスに対して飛び込まない人はチャンスを掴む事はない。
逆に理屈度外視で感じたままに直感で飛び込む人は、失敗も多いが、成功も多く
ガラッと人生がかわってしまう人が多い。なんせ高い次元からのメッセージだからね。
低い次元の自分より、高い自分の言う事を聞いたほうがいいじゃない。
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来年の年明け早々の1月1日からの俺らと同じ、ブッダが悟りを開いたブッダガヤで
10日間のトレーニングを受け付けていた。でも、この時期ダライラマがやってくる。
当然、混雑が予想される。ホテルに電車、そしてトレーニング。予約できるか、できないか、
どうなるかと思っていたが、彼は後日しっかり全て予約する事ができてヴィパッサナーが確定した。
ノーベル平和賞の生きた菩薩のダライラマ14世にもきっと会えるだろう。
彼は自ら=「行動する人」と言うだけあって流れに乗れる男。今度会うのが楽しみだ。
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儚く短い人生の中、日本から遠く離れたインドで
同じ幸せや感動をシェアできる人に出会えた事、幸せにも光栄にも思うよ。
トッシー終ったら感想教えてね。そして良い旅を!
地球のどこかでまた会おう。
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PS 関西グルメ楽しみにしてます
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