ダライ・ラマ14世ティーチング
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10月23日Daramsala
ダライ・ラマ14世 ティーチング1日目
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今日から3日間のダライ・ラマ法王のティーチング。
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チベット寺院には世界中から約5000人が集まるそう。
日本語の他にも各国の通訳をラジオで聞くことができます。
携帯やカメラなどの持ち込みは禁止なので
外では厳重なセキュリティチェックが行われていました。
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9時半~11時半、13時~15時半までの法話は
午前は基本的な仏教の話だったので、理解できたものの
午後からは専門的な話になって、急に難しくなりました。
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今回のティーチングのテーマ、「止と観」
とても難しいテーマなので、今日の法話の復習をしなくては・・・。
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10月24日Daramsala
ダライ・ラマ14世 ティーチング2日目
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私の斜め向かいに座っていた、チベット人のおばあちゃん。
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おばあちゃんは、どんな時も笑顔で、近くに座っている人達にも気を配り
周りの人に対する思いやりの気持ちを持っている人でした。
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おばあちゃんは、何にも執着していないようにも見えました。
自分の居る場所も、食べ物も、皆でシェアしようとしていました。
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与えることができるのは、執着していないからなのかもしれません。
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ダライ・ラマ法王のお話を聴いて、このおばあちゃんこそが
仏教を「実践」している人、本当の仏教徒なんだなって思いました。
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「愛と慈悲の心を持つこと」
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法王が何度も繰り返していた言葉ですが
実践できている人は、なかなかいないんじゃないでしょうか。
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目に見えないものほど、大切なことがある。
宗教は、心の幸せに気づくためにあるのかな。
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ニコニコ笑っているおばあちゃんの顔を今でも思い出します。
敬虔なチベット仏教徒の姿は美しいね。
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10月25日Daramsala
ダライ・ラマ14世 ティーチング3日目
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今日の午前で、ティーチング終了です。
3日間のダライ・ラマ14世の法話、とても難しい内容でしたが
仏教について、チベットについて、ダライ・ラマについて
色々と考えるための、いいきっかけになりました。
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チベットに行ってから、亡命先のダラムシャーラーを訪れたのですが
ダライ・ラマ14世の写真を飾ることすら禁じられている、チベット本国に対して
ダラムシャーラーでは、どこに行っても、ダライ・ラマ14世の写真が飾られていました。
そして、テレビでは、チベットチャンネルで毎日のように、ダライ・ラマ法王のお話を聴くこともできます。
「チベットは中国の一部ではない。チベットを守ろう。」という言葉もよく見かけます。
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ここにいると、「チベットは中国の一部」と主張しているのは
中国だけなんだということが、よくわかります。
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政治的・宗教的指導者として、世界的に平和活動をするダライ・ラマ法王。
お姿を見ていると、とても精力的で、エネルギーに満ち溢れています。
そして、その笑顔をお目にかかった後には、なぜか不思議と温かい気持ちになれるのです。
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観音菩薩の生まれ変わりといわれる、ダライ・ラマ14世ですが、いい意味で、すごく「普通」でした。
テレビで見ても、実際にお姿を見ても、全く印象は変わりませんでした。
誰に対しても、公正で飾らなくて、いつでもフラットな、ダライ・ラマ法王、本当に素晴らしかったです。
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