世界で一番楽しい事 Day13

20,August,2011

7月27日世界で一番楽しい事 Day13

船は最初に入ったスケートパークに到着。

掘れたビーチブレイクチームとこの場所に別れラストセッションが始まった。

コミニケーションも、ノリも分からず、波も取れなかったあの頃。

それに比べると少しだけまともになった今の自分。そんな事を振り返りながら波に乗る。

なぜか最後にみんながアドバイスをくれた。

「もっと前に乗ったほうがいい。平行になるようにパドル。奥まで手を入れる。しっかり押す」

全部基本的なことなんだけど、自分より上手な人と海に行ってなかったから、

自己流のまま身についた変な癖。でも、こうして上手に囲まれながらサーフな毎日を

過ごしたおかげで、新しいサーフィンの方向性が開けて気がするんだよね。

課題っていうのかな?そういうのが明確になったかな?

最高の波を仲間とシェアして船に戻り、ワックスをはがす。ケースに板を戻してこの旅も終わり。

やりきった充実感って言うか、なんか言葉に出来ない柔らかく、優しい気持ち。

自分で言うのもなんだけど、よくやったとおもうんだよね。なんの思い残す事も無い。

ただ、あえて言うなら魚が釣れなかった事。トローリングで釣ってみたいジャン?

そんな事を思いながら、海面の上を飛行機のように滑空する、初めて見るトビウオと、

美しい景色にシャッターを切ってると、あきさんが慌てて飛んできた

「ひろくん!フィッシュ!フィッシュ!!」

ロケットのように飛んで下まで駆け下りると、ジムというおっさんがロッドを握ってた。

しかし、みんな俺が釣りたがってるのを知ってる。今度はひろの番だと。変わってもらった後

ロッドを支える腰巻をセットし、リールを巻く。かなり巻いても巻いても反応がない。

「また、ゴミか?」そういう懸念もあり、「引いてないから、魚じゃないかもね」と

あらかじめ言い訳をしておいた。すると誰かが叫んだ!「イエィ!フィッシュ!!」

メキシカンマグロ。インドネシア語でワフ。先がつのになった魚影が見えた瞬間

強烈な引き込みでドラグを緩めたリールから、一気に糸が引き出されていった。

これがまた結構引くのね。「上げるときが一番難しい。注意してね」みなの視線があつまる。

サーフィンは下手でも、釣りは自信ある。大会にも出てるし、物心ついた時からやってるし。

絶対はずせない。慎重にしばらく格闘したあと、大きなフックを魚の腹にひっかけて、船にあげた。

「とったどぉ~~!!!」

何?漁師フィーリング?海の男?男のロマン?釣り最高だね!

即、その場でおろして、ワサビと醤油でビンタン片手に刺身で食べた。

手に残るロッドの感覚。もう。これで本当に思い残す事は無い。100%満足。

今日は撮影が無かった代わりに、今までの総集編が動画になって上映された。

初日から今日までの日々。思い出の波。最高の笑顔。最高の時間。

本来では入るべきではなかっただろう、エキストラビットというおまけで

昨日乗りまくった俺の映像が収録されていた。最後の最後に乗れたおかげ。

「この日のHiroは良かった」 無口なジョシュが俺に一言そういった。

すべてが最高。言葉にならないこの思い。

でも、客観的にみると課題もたくさん分かる。

体も固いし、上半身も高い。もっと自然に美しい動きができなきゃ。

やっぱり柔軟さが鍵になってる気がするな。

今夜も初日と同じように激しく揺れる船。

でも、あの日よりも少しだけ柔軟に対応できてるかな?

まだまだ体も精神もやわらかくしてかなきゃダメだな、って思ったよ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆m☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆To be continued

20no_




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