世界で一番楽しい事 Day4
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７月１７日世界で一番楽しい事 Day4
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拝啓 久美子様
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ひとつ気が付いたことがあるんだよね。
お気に入りのオーガニックのシャンプーとグレープの香りのするボディーソープ。
服もその日の気分に合わせて着替える。そういう準備でやってきたけど
そんな必要まったくなし。ここには海パン２枚とボードだあれば事足りる。
みんな朝サーフィンで海パンになり、それから夜まで上半身裸＆海パン。
寝るときだけシャワー浴びて着替えるって感じだし、ずっと海パンのままの人もいる。
体も頭もその辺にある石鹸でゴシゴシって感じのワイルドライフ。
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そんな男同士の裸の付き合いも、だんだん要領を得てきてみんなといる事が
少しだけ増えてきたよ。みんなといると名前を呼び合ってるから、名前を覚えられるし、
いいポジションから波にも乗れるし、水中カメラマンもいるから写真も多く撮ってもらえる。
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今日は断崖絶壁のモンキーってポイントで結構いい感じの波に乗ったので、
夜の写真スライドショータイムを楽しみにしてたんだ。
ディナーの位置もスライドショーが一番前で見えるように場所をとっといてさ。
そして電気が暗くなって今日を締めくくるみんなが一つになる最高の時間。
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と、その時！！DAY４と字幕が流れた瞬間強烈な腹痛が。。。
折角撮ってもらった写真、みんなで今日の幸せを分かち合う大切な時間。
にも関わらず腹が強烈に痛い。なんとか最後までがんばるように努力するものの苦しい…。
みんな盛り上がってくる中、ひとり「早く終わって欲しい」と心から願い続ける。
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そして俺の写真が映し出された。みんなモデルみたいに写ってるんだけどさ、
俺の横顔がどうも今ひとつぱっとしなくてね。人からはそう見えるのかな？
さらにさ、ようやく乗ってる写真とってもらったんだけど、ボディーバランスが
悪いのがはっきりわかる。ヨガのポーズも写真とってもらったほうがいいよ。
自分の悪いところわかるじゃん？だからそれを見てまた修正するんだよね。
写真撮られる人はどんどんうまくなるんじゃないかな？
あまりにもバランスの悪い写真見て、「新米モデル」みたいな気分だったよ。
先輩モデルはいい表情するし、ボディーバランスもいい。俺はまだまだ固いのね。
そこで思った。「絶対いい写真撮られてみせる！！」と。
最高の一枚をこの旅の中で撮ってもらい、額に飾っておくんだ。
ギリギリの精神状態の中で無意識にそんな事を考えた。
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しかし、その瞬間タイムアップ。最後まで見ることは出来ず暗闇の中、腹を抱えてこっそり
一人退散したのであります。何もそのタイミングで消えなくてもいいじゃんッて感じだよね。
「自分のだけ見れればいいのかい？」みたいなさ協調性なく見えたかな…？
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しかも酔いすぎて目を回してしまってさ、突然、頭にガツンとした衝撃があって
気付くと床に倒れてたんだよね。「夜海に落ちないでね」っていう唯一のリスク管理。
もし、何か間違って船の手すりより外に倒れてたらエンドだった。落ちなくてよかった。
ぶつけた頭の痛みで正気に戻り「俺ひとりの体じゃないんだよな…」と思い反省したよ。
やっぱ自分を見失う可能性のあるものはよくないね。不必要なリスクだもな。
そんなこんなのDAY４だったけど充実した一日だった。
最高のライドを撮ってもらう為に新米モデルはがんばるよ！
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆To be continued
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