二年ぶりの日本
~二年ぶりの日本~
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6月7日 札幌宅
鉄の翼が上下に揺れて雲を切り裂いていく。
窓から見下ろすと眼下には日本が見える。
俺は今、生まれた島の日本に向かってる。
ドキドキしながら羽田に着いた。
静寂、清潔、効率的。全てにおいて無駄がない。
さすが日本!入国した瞬間にその国の事ってわかるもんだんだよね。
「こんにちわ」「ありがとうございます」挨拶にあふれた素晴らしい国だ。
いるとわからないけど、この国は超ビューティフルだと思う。最高だね。
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2年ぶりに到着した札幌駅。タクシーに乗り込み、
あえて駅前通を通ってもらう。目に飛び込む全てが新鮮で
何十年も見てきた景色なのに、どこか違う場所にいるようなそんな不思議な気持ち。
ラッドを左に曲がり7条に入る。遊び慣れた景色、住み慣れた場所。懐かしさが胸にこみ上げる。
親父に線香をあげ、荷物を広げた時、「帰ってきたんだ」って実感した。
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バックパック一つで2年も生活していると、自分の部屋を見た時、荷物の多さにうんざりした。
俺の家って仲間から「何にもないよね」って言われるシンプルな家なの。
それでも、物が多いと感じてしまって、気分悪くなってきたから、
いらないと思えた服とかバンバン捨てた。
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旅してるとさ、服欲しいなとか、オシャレしたいなとか思うのよ。でも持てないじゃない?
帰ってみて思ったけどさ、本当に良質な物が少量あるだけでいい。
人生にそんなに物って必要ない。そう思ったよ。
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さて、夜は千里で稲場の兄貴と飲み。
ひさしぶりにあってどれだけ懐かしいかと思えば、そうでもない 笑
なんか先週飲んだような…。そんな感じ?
「心にいつもいる人は離れてても懐かしくない」
そんな言葉が頭に浮かんだかな。
「中トロうめぇ~!!」
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その瞬間がこの夜最後の記憶 (笑)
帰ってきたぜぇ~~!!!さっぽろぉ~!!
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