アウトドアマスター

1,July,2009

こんにちわHiroです。

 
テント生活も10日を過ぎると

文化の違いなどで人間関係に戸惑う事も少なくない毎日ですが、

 

お湯が出ないシャワーや、一日に20回以上「くろひげ」になる

飛び跳ねるバスも、広大な台地でトイレは「右」男、「左」女みたいな

アバウトな感じの毎日に慣れつつある今日この頃です。

オーバランドトラックツアー7日目~14日目までをUPします。

 

 

7日目(6月16日) Swakopmund

久々にベッドでゆっくりと眠れスッキリ目覚めた。

朝食を食べて、昨日出来なかったネットを使っての作業は

午後までかかりました。その後ホテルの周りを散歩。

 

ここはドイツの支配地だった為、ツアーメンバーのドイツ人も

「ここはドイツみたい」って言っていて、植民地の名残を感じさせられます。

アフリカなのに店のオーナーはヨーロッパ人。使われている人はアフリカ人。

 

それでいいのかもしれませんが、私達は現在ヨーロッパ人とも

アフリカ人とも一緒に行動しているので微妙な気分です。

その後、ホテルに戻ってからはシャンパンを飲みながらネット作業。

 

ふと思ったのですが、旅好きな人は自由人が多い。

「型」にはまるが嫌いな人が多いような気がします。

過去の自分を超えて、新しい自分になる為に必要な事なのかも。

 

  

8日目(6月17日) Spitzkoppe

13時出発まで結構時間があったので

街にいる時しか出来ない事をやっておく事にしました。

 

ランチ後にスピッツコップという

アフリカのマッターホルンと言われている岩山のキャンプサイトに向かいます。

途中石を売っている露天に到着。

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その辺の山で取れるらしいです。
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 綺麗な石がたくさんあります。

 

キャンプサイトに着いてすぐに思った事は

岩山の中にたくさんの動物がいる事。

 

 

「あの岩象の形じゃない??」

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動物の魂が乗り移って守り神になってるのかな

と思うくらいすごくリアルに感じられました。

 

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その後、現地ガイドにブッシュマンペイントなど色々と案内してもらいます。

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動物の絵が書かれています。これは象。

 

その後ディナーを取り、近くに住む人達による歌と踊りのショータイムです。

照明はキャンプファイヤーとキャンドルと星明かり。

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言葉の意味が解らない時、目をつぶって心の耳を澄ましてみると

人の心をしっかりと感じ取れます。

 

結婚式に歌う曲など、星空の下で現地の人が飲むオリジナルビールを飲みながら

ナミビアソングを聞く。結構楽しかったです。

 

最後は一気飲みゲームで締めて終わり。 

Kumiと岩山の上に輝く星を見ながら

 

 

「ここどっかの惑星みたいだね」って

二人の夢でもある宇宙旅行のイメージが出来るようなところでした。

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9日目(6月18日) Himba Tribes

朝6時起床。7時出発。

最近のスタンダードなスタイル。

 

400キロ以上の移動も普通に感じながら

今日はヒンバ族の場所でキャンプ。

 

昨日は水なし、シャワーなしのワイルドスタイルだったから

着いてすぐに洗濯とシャワー。

 

何気に赤い土を体に塗りこんだ「いかにもアフリカ」の人が目の前を通る。

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「これこれ!こういうのが見たかった」

 

子供達と写真を撮ったり、彼らの文化を学びます。

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撮影後は彼らが写りをチェックします。

しかし、私個人の感想としては、もはや彼らは

狩りなどの昔から生きていたスタイルだけではなく

 

作ったアクセサリーを売ったり、英語を話せる人がいたり

観光慣れしているような気がして、少し微妙な気分ででした。
 

 

でも、子供達の目は綺麗で、肌に触れて、心を通わせると

凄く自然に笑みがこぼれて幸せでした。

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旅に出て人に「触れて」温かさを感じる事が多くなって癒されています。

 

 

10日目(6月19日) Etosha National Park

今日は朝食前に記念すべきKumiの初ヨガレッスンがありました。

生徒さんはマレーシアの大学で英語の先生をしているエイミー。

もともと瞑想をしているそうで、「やってみたい!」と言う事になりました。

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岩山の上でサンライズを眺めて、フリーダムを満喫しつつ

Kumiの初のレッスンを見守ります。

 

その後、エトシャナショナルパークに到着。

ここは広大な自然公園で114種類の哺乳動物、340種類の鳥類が暮らす

2万2912平方キロメートルの野生の王国。

 

たくさんの野生動物を見ました。

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キャンプサイトに戻って、ランチを取っていても、すぐ側までリスが来るので

エサをあげるとガイドさんに、「エサをあげている間はいい、

でも、エサをあげる人がいなくなったら、自然に食べ物を見つける力がなくなって

生きていけなくなるからやめたほうがいい」と言われました。

 

飼いならされた動物は、飼われないと生きていけない。

 

 

その後、ゲームサファリを開始。

人気が高い動物をビッグ5と言って

ゾウ・ライオン・サイ・ヒョウ・バファローの事をいいます。

これが見れるかは運次第。

  

ディナー前にウォーターホールという水溜りがあり、

動物観察のベストスポットでビッグ5が水を飲みに来るのを静かに待ちます…。

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このツアーに来て思ったのは

参加メンバーは「明確な楽しみ方」を持っている。

例えば、一眼レフのカメラを持ってきてたり、

性能の良い双眼鏡だったり…。

 

私達はアフリカでそこまで明確に楽しみ方を決めてなかったので

一眼レフのカメラを買おうか検討中です。

 

「こんな景色ならいいカメラ持ってないとダメだよね」

って言いたくなるような素晴らしい景色です。

その後ディナー後に再び見に行ったら、早速ビック5のサイとキリンが見れました。
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11日目(6月20日) Etosha National Park

早朝から朝食も取らずにゲームサファリスタート。

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今日はゾウやライオンが見れました。 

その後、エトシャパンという乾いた湖を意味するところで記念撮影。

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戻ってプールサイドでラグジュアリーな時間を過ごします。

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ツアー中は「動」が多いのでたまにこういった「静」の時間が

非常にリラックスできるのでありがたいです。
 

日本にいると、嫌でも見たくないニュースや

聞きたくない話など自然と耳に入るものですが、

 

ここにいるとそういう話も一切聞こえてこないので

心の幸福感がさらに高まります。
 

夜もウォーターホールでウォッチング。

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今日は何もいませんでした。

 

 

明後日からまたツアースタートからのメンバーが4人去ります。

 

 

旅は人生を考えさせられる事が本当に多くて、

同じトラックに乗り合わせ、同じ最高の瞬間を共有して、

またそれぞれの道に戻っていく。

 

長い人生で一瞬だけでも一緒に過ごした人達。

同じ国でも一生会わない人もいるのに、世界中から集まり

 

たまたま一緒になった縁ある仲間を

これからも大切にしていきたいと思います。

 

  

12日目(6月21日) Windhoek

最後のゲームサファリでビッグを5狙いに行く為朝五時起床。

ところが朝からハプニング!

テントを片付けてい最中に、結婚指輪が取れて紛失しました。

 

まだ星空の下でテントを片付けていたので、暗く見当たりません…。

出発の時間がせまり必死の捜索も空しく時間だけが過ぎていきます…。

「いざとなったらひとりで残ってでも見つかるまで探そう」と決めていました。

 

その後もライトをかざして指輪の捜索。

たくさんの人に協力してもらい、指輪は無事発見されました。

 

見つけてくれたドライバーのマイクは

手で砂を書き分けて一生懸命探してくれました。

ありがとう!!!

 

人は人に支えられて生きている事を感じる一瞬でした。

 

 

その後はゲームサファリに出て、運良くライオンの群れに会いました。

サファリ終了後はナミビアの首都ウィンドフックのバックパッカーズに向かいます。

 

ホテルで「are you Japanese?」と話しかけられたので

「Yes」と答えたら日本人の方々で、アフリカで初めて日本人と話しました。 

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MIKAちゃんはNARUTOのアニメーションの製作をしている子で

Taichirou君は南アの大学に通っています。

そしてなんと二人共北海道出身。

 

 

「地球ってせまいよね」

 

 

今夜で最後のメンバーがいるので夜は送別会&レストランディナー。

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「かわいい!」とか言ってたくさん写真を撮った、

シマウマやスプリングボックなどの料理を食べました。

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オーストリッチ・クロコダイル・ジブラ・クドゥのバーベキュー 

なんとも微妙な気分ですが…。

その後久々のクラブで皆で楽しく盛り上がりました。

 

Kumiがいつの間にか結構仲良くなっていたオランダの子がいて

「なんでそんなに仲良くなったの?たいして話してなかったよね?」

と聞くと「色々な感動する景色を一緒に共感してたから」って彼女は言いました。

 

学生時代とは違い、大人になってくると

「共感」「共有」出来るものの多さで 

付き合う人間が変わってくるものです。

 

言葉も大して通じない、異国の人と

最高の景色をみて、同じ気持ちを共有できたなら

言葉なんていらなくてもNakamaなのかも。

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13日目(6月22日) Ghanzi,Botswana 

昨日のMIKAちゃんが「世界一周してる日本人の女の人が泊まってますよ」と

教えてくれて、朝食を食べているとたまたま会ったので話しかけてみると

私達とは逆周りで周っている女の子二人組みでした。

 

その後ホテルを出発し、今日からボツワナ入りする為、

ナミビアドルをボツワナプラに変えます。

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今日はツアー最長の国境越えの600キロの移動。

キャンプサイトに着いたのは辺りが真っ暗になった17時頃。

現地ブッシュマンによるトラディッショナルダンスです。

 

星明りとキャンプファイヤーに照らされて、ブッシュマンの独特の香りと

彼らの声と足踏みで奏でられる音楽に引き込まれます。

 

狩の歌や、動物の歌色々な音楽があるのですが、

「獣の雄たけびと、心臓の鼓動」

それが音楽の始まりではないのかと感じた夜でした

 

 
14日目(6月23日) Maun-Okavango Delta

早朝にシャワーを浴びるも、ちょっとぬるい水で

ブルブル震えながら朝を迎えた。

 

途中車を停めてランチ。

牛がたくさんいて、牛の糞があちらこちらに散らばる中での

バッドロケーションで食べるランチも「最悪じゃない」とは思わず

 

「中々体験できないインパクトある場所だね」

と思うようにします。

その後小さな町でブログの更新を試みるも時間がなくて

更新できずに終わりました。

 

日本から引き続きやっている手続き関係や

このツアーが終了するケニアでの宿泊先の確保、メールの確認などで、

ネット環境が揃うところでは結構、やらなけらばいけない事に追われます。

 

ケニアからヨハネスブルグの飛行機はネットで確保してあったのですが

マサイ族を見たいという、新たな予定にあわせて飛行機の日程を

一日ずらす為、旅行会社に電話してみました。

 

しかし、なぜか予約がされていなく、

キャンセルチャージがなくてラッキーだと思ったのもつかの間

なぜかその時期の航空券がネット上で予約できなく、結構苦戦しています。

 

また、ケニアでのマサイ族ツアー、ヨハネスブルグで

タウンシップツアーという、アパルトヘイト時代の

アフリカ人の居住区を見て周るツアーの調べなど

やらなければいけない事がたくさんあります。

 

結局ブログの更新も出来ぬまま、

あっと言う間に時間になりキャンプサイトに到着。

暗い中で立てるテントにも慣れました。

 

明日からオカバンゴデルタというところで2日間夜を過ごします。

ツアーガイドに「何かあっても責任は当社にありません」という

デンジャーな書類にサインをさせられ明日の詳細を夕飯前に聞きます。

 

聞いてみたところ、危険な動物もいるし、マラリアの蚊もいるし、

水に落ちたら動物に食べられるようなところらしく、

シャワートイレもなく、「川の水が綺麗だからそれがシャワー代わり」

そんなノリのアドベンチャーツアーです。

 

昼は暑いし、夜は極寒。

もう、心もだいぶ柔軟性が出てきたので

何があっても対応できるようになってきています。

 

 

とりあえずなんとかなるでしょう。

 その時の女目線ブログ≫



2 Comments »

  1. […] スピッツコップを思わせるような光景。 […]

  2. 見ました、とても好きです

    コメント by popspace — 10/25/2010 @ 5:02 PM

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