カルチャーショック!?
5月1日 済南
青島発 二等車両に乗って済南へ。
2時間半の列車の旅は意外と快適であっという間だった。
済南は、北京行きのチケットが取れなかったために「通過地点」として訪れた街。
青島滞在中は、慣れない国と慣れない中国語にイライラすることも多かったし、
新しい街に来て、気分転換ができればいいなと思っていたところ。
済南駅に着き、タクシー乗り場に行くと、何組もの人たちがタクシーの取り合いをしていた。
お金を握り締めてタクシーを無理やり停めようとする人がいたり、
向かってくるタクシーの窓を叩きながら走っていったり・・・。もう、めちゃくちゃ。
「並ばない文化」
そのことは韓国発・青島行きのフェリーで理解していたつもりだったけど
誰もが並ばないから、車の取り合いになって余計に時間がかかってる。
「効率悪くない??」って思ってしまうけど、これが文化なのかな。
どこに行ってもこんな光景を見かけるし、「順番」なんて関係ない。
中国は世界的に見ても、距離的には日本から近い国。
だけど、全く違う文化、全く違う常識を持つ。
そのことに、大きなカルチャーショックを受けた。
そして、なんだか疲れ果てた・・・。
タクシーに乗って、ホテル検索サイトbooking.comで予約したホテルに到着。
済南ではYHや安宿ではなく、普通のホテルを予約していた。
結構、立派なホテルで「良さそうだね~!!」なんて話しながら
レセプションに行ってみると・・・・・・全く英語が通じない。
予約確認書は手元にあるし、そこには私達の名前も、支払う金額も、部屋も書いてあるのに。
「チェックイン」すら通じないし、名前を言っても伝わらない。
電子辞書を取り出して、用件が書かれた中国語を見せても
なぜかわからないと言うし・・・・・・・・・。
随分長い時間待たされて、受付では3人がかりで私達の予約の確認を始めた。
そして、それから更に長い時間待たされて、ようやく予約内容を確認できたようで
ルームキーをもらい、部屋に入ることができた。
・・・・と、まぁ、色々あったけど、なんとか無事チェックインできたので一安心。
部屋は綺麗だし、2日間のんびり過ごせればそれでいいかな・・・。
5月2日 済南
朝6時前にすっきりと目が覚めた。
体内時計が乱れて夜型の生活になっていた韓国から、徐々に普段の生活を取り戻しつつある・・・。
「ここでは真剣に中国語を覚えないとダメかも・・・!」
そう思って、昨日の夜、自分で「旅の中国語会話帳」を作ってみた。
ノート3枚にまとめた紙を持ち歩いて、ホテルの受付やデパートで話しかけてみると・・・
あれ?ちょっと会話になってる!?
言葉が通じると、やっぱり嬉しいものです。
どこに行っても英語が通じると思ってはいけない。
「郷に入れば郷に従え」
「ここは中国なんだから、中国語話して当然だ」
そう言われても仕方ないもんね。
どこにいっても意外とすんなり馴染める私ですが、
中国の旅はちょっと手こずってます。
自分なりに少しづつ努力はしてるんだけど・・・・・・。
まぁ・・・・・・・頑張ります!