別れの涙

26,April,2011

4月7日 Myeongdon House

オーナーと投資話で盛り上がる。シンプルに考えるとシンプルになる。複雑は危険。

 

~別れの涙~

 

なんだかんだであっと間に最終日。

まあ、月並みな言葉だけど過ぎてしまうとあっという間だよね。

お父さんの退職祝いにと、ささやかだけどNantaのチケットをプレゼントさせてもらう事にした。

最後の夜か。。楽しんでいってくださいね!!

http://nanta.i-pmc.co.kr/jp/about/nanta_01.asp ←まずはチェック

 

これなかなか面白そうでしょ?

アジアの公演がブロードウェイで成功するなんてすごいこと。いや~楽しみだ。。。

まずは開演前にユリちゃんが教えてくれた焼肉屋へ(これで三回目か)

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豚肉、豚皮、チゲの黄金の3点セット。やっぱここはうまいよね。

そして、少し早めに会場に到着。今日のショーの内容をチェック

http://nanta.i-pmc.co.kr/jp/about/nanta_03.asp ←NANTAのストーリー

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言葉も気にせず、リズミカルでコミカルな内容に時を忘れてのめりこむ。

さすがブロードウェイで成功しただけあって、洗練された創りだ。

隣を見るとお母さんやお父さんも楽しんでるようで一安心。

 

「よかったな。。」と内心ほっとしていた。

するとステージから出演者が降りてきた。どうやらステージにあがる観客を探しているようだ。

「そうか、観客も参加型なんだな。みんな楽しませる創りか、、やるじゃん」

 

 

と、思っていたその時!!!

美しい女性シェフが俺の隣に立ち誰かを指名している。

  

 

「俺?”!!」

知ってる人は知ってると思うけど、俺こういうの超~~嫌なのよ。

爆音がかかる中会場の視線は一気に集中する。。。

 

 

「彼女どうですか?」

と、隣のくぅを指名しようとするも、「あなたです」という空気から逃げられない。

 

 

「俺、無理ッス!!」

と、無理なオーラー20000%放ち、首を横に振るも

無情にも音楽のボリュームは上がり会場は盛り上がる。。

 

 

 

逃げたい。いや、絶対逃げるべきだ。

今までは嫌だと言ったらそれで通じた。どこの国でも逃げてきた。

しかし、向こうもプロだ。ブロードウェイで成功するほど完璧に計算されているのだ。

 

 

「久美子~!!」


 

 

「久美子~~!!」

 

 

「くみこぉぉ。。。

 

 

 

「く・・ み。。 こ。。ぉ。」

 

 

 

「。。 。。ぉ。」

 

 

 

気付くと俺はステージの上でスポットライトを浴びていた。

このミョンドンのNANTA専用劇場の観客のほとんどが日本人。せめて欧米人だけとかだったら。。

リズミカルな音楽に乗せ、変な帽子をかぶせられ、変なエプロンをつけられ後はなすがままに。。

 

俺の後ろから「ブウ~~!!」と放屁サウンドが聞こえ臭がられたり

スープを飲まされたり、頭にハエが止まって棒で叩かれたり。。

ひとつひとつのアクションに会場は大爆笑。

 

「なぜこんな事になっているんだろう。。?」

スポットライトを浴びながらステージから客席を見下ろし、

観客の笑い声を受けながら、早く終わってくれるよう祈り続けた。。

 

そして、ようやく開放され席に戻ると、久美子ファミリーは大爆笑!!

「お腹痛い、、笑 」と爆笑のくぅを横目に

「笑ってもらえたならいいよ。。」と静かに心を落ち着かせた。

 

 

その後もステージは爆笑と興奮であっという間に過ぎていった。

自分がステージに上がり笑いものにされたも忘れていたラストのクライマックス。

料理も作り終えてどんなエンディングを迎えるんだろうと思っていた

 

 

その時!!

見覚えのある顔がステージの後ろの大スクリーンに照らし出された。

 

 

 

 

「俺の顔やん」

目尻にしわのよったクチャクチャの笑顔のドアップ。

今日の主役の新郎役に選ばれた為、最後のシーンでも写真が使われたようで。。

再び会場大爆笑!!!

 

もう、、なんでもいいや。。。

 

 

久美子ファミリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

母 すごく良かったわよ!! 父 すごいな~ くぅ お腹痛い。。。 笑

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ひ 「。。。楽しんでもらえたなら、良かったです。。。」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そうか、俺はスポットライトが当たる人生なんだ。光を浴びて生きていく人間なんだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・プラスに変換中・・・

人にジロジロ見られる中、こっそりと会場を後にした。。

 

 

その後ラストを飾るのは霧に包まれた幻想的なソウルタワーへ。

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霧雨でタワーの最上階からは市内の夜景は見えなかったものの、

ある意味この幻想的な雰囲気のほうが貴重な体験。。

 

 

旅をしていると、今までずっと晴れていたのに突然、最終日に雨が降ることがある。

これはその街を心から楽しんだ時にしか起こらない現象で、

楽しませてくれた街が、最後に別れを惜しんで泣いてくれる空の涙。

もう既にお母さん達の間では「次に来たら○○しよう」という話も出てきているし

初めての海外旅行はとてもいい思い出になったようだ。

よかった。よかった。

 

 

ありがとうソウル。楽しませてもらったよ。

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まあ、これもいい思い出か。



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