すごい出来事
2月24日 Byron Bay
極寒33℃→21℃
朝ブロークン→タロウズ→メインビーチ視察
夕ブロークン 体調不良。いずれも乗り気になれず。
夜絢子ちゃんとカレー
2月25日 Byron Bay
初レノックスでいい波を当てる
明日のASPの下見
~すごい出来事~
世界トップクラスのサーフィンの国オーストラリア。
その東海岸はサーファーズパラダイスと言われるほどサーフィンが盛んで、
ドラマのシーンで当たり前のように波乗りの映像が使われている程日常的。
その東海岸の中でも、最高峰の波なのが
スナッパーズロックス(クーランガッタ)、パス(バイロン)、レノックスヘッド(レノックスヘッド)
パス以外は入った事が無いので、出発前に記念に行ってみる事にした。
初めて入る場所で勝手がわからないので慎重に攻めた。
なんせブレイクの目の前がすぐドライリーフ。
巻かれたらおっかないよね。ちょっと様子見。
コンスタントに頭位でセットのおばけがダブル位。
ボコッと掘れるんだけど、リーフなのでパワーもあり
テイクオフもイージー。乗ってしまえば、
頭サイズの壁が次から次へと現れる。
「いい波だな~~!!」
初めて入った最高峰の場所で、いい波を当てる。
ご機嫌な一日のスタート。
帰り昼食を取り、明日のサーフィン世界大会の下見と
波乗りをする為にゴールドコーストまで行く事にした。
いつもネットのウェブカメラでポイントチェックするんだけど
もう混んでるのなんのって、いい波なのはいいけど、すごい人。
とりあえず大会開催場所と、駐車場の場所を調べ一段落。
折角なのでスナッパーズロックスも入ってみる事にした。
写真右奥から割れて、写真左を越えるところまでまだ乗れるスーパーサンドバンク。
今まで見た中で一番いい波。さすがだね。
海に入るとある考えが浮かんできた。
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選手の立場から見ると、明日試合なら
夕方の波はチェックしておくべきだ。
だとしたらもしや、「彼」もここに来るかもしれない。。。
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プロサーファーにあまり興味がなかったから顔とかしらないけど
みんなずば抜けて上手い。っていうかぶっ飛んでる。
さすが世界クラス!!と、感心してるとでかい波が入った。
一人の力強いサーフスタイルの男が
ものすごいスピードで波に乗ってきて、
前乗りしようとした奴がいたのか、
「ウォー」と獣のような声で叫んだ奴がいた。
(※ドケコラっ!!ってニュアンス)
あっ!!
出た!!
おぉ~生ケリースレーターじゃん!!超感動!!
前人未到の10回世界チャンピオンだよ。
印象としては「沸騰したクイックシルバーのヤカン」
そんな感じ?威圧的な空気を放ちながら力強くサーフする。
乗り終わった後も目の前をパドルで通過する。その距離2m。
肩周りの筋肉ハンパじゃなかった。
規則的なパワフルなパドル。
こんなに力強いパドルは見た事が無い。まるでマシーンのようだ。
一番アウトまで行き、一番奥から乗ってくる。
目の前でパワフルなリッピングでどでかいスプレーが飛び散り
振り返れば鯨が潮を吹きながら進んでいくように、
何度も何度も白いスプレーを飛ばしていた。
堂々として人を寄せ付けないオーラは軍艦のようでもあり、
本で読んでた通りの人だなと納得できた。
これゴルフ好きの奴がタイガーウッズと
ラウンドするようなもんじゃない?
しかも、海の中だから超アリーナで世界最高の技が見れる。
これがサーフィンのいいところだね。
ブラットピットとアンジェリーナジョリーが歩いてたら
まったく近づけないだろうし、一般人がいるエリアにはいないはず。
海はみんなのものだからね。
小さい子とかが世界チャンプに混ざって
最高の波でガンガンサーフィンしてるわけよ。
そりゃ~チャンピオンたくさん出てくるわけだね。
他の奴も上手いもの。しかもいつも見てるいつもの海でも
それくらいの奴たくさんいるのよ。オーストラリアはすげ~わ。
バックウォッシュが入り、落ちるようなテイクオフから
バレルを巻き、延々と何キロも続いていく規則的なショルダー。
最高の波に、最高の技。
マジでよかった。最高の気分だよ。
明日も楽しみだな。