ブルーボトル
2月12日 Byron Bay
~ブルーボトル~
少し盛り上がり過ぎた昨日に後悔しつつ
互いにまったりとした土曜日の午前を過ごした。
午後からは波が小さいようだったのでくぅとパスに行った。
しかし、風が強くなり始め、カレントがきつくなっていたので
ウェットのままタロウズビーチに移動したが、波は良くなかった。
「1,2本乗って帰るか」
そんな話をして沖にパドルをしてた、その瞬間!!
右手に電撃のような激痛が走った!!!!
「痛ってぇ~!!!」
見ると紐が手のひらに絡まっていて、どうやら
上半身だけのウェットの紐がほつれ手に巻きついて
こすれた摩擦で痛んだようたった。
電撃が走った後はしびれつつ、火傷のように痛い。
「まあ、いいか」と思いそのまま沖にパドルすると
再び同じ箇所に、稲妻のような激痛を手に感じた。
「いってぇ~!!!」
ふと、見るとまた紐が点線のような青い紐が絡まっていた。
そして、次の瞬間、その紐の先を見て言葉を失った。
なんと透明な浮き袋がついた宇宙人のような物体が
俺の右手に巻きついてるではないか!!!
「クッ、クラゲだ!!!!」
初めてクラゲに刺された。それがクラゲと認識できて
痛みの正体がはっきりした。北海道じゃこんなの見たことなかったからさ。
「まあ、いいか」と忘れようとパドルを開始した、次の瞬間!!
今度は顔に紐がまきついて、顔に激痛が走った。
慌てて、顔についてる紐を取り除くと、さすがに
あっちこっちしびれてきたので、海から上がることにした。
「俺、クラゲに刺されたみたい」とくぅに言うと
なんと彼女も海から上がり際に、ひざを刺されてた。
よくよく見てみると砂浜には青いクラゲが、大量に打ち上げられていた。
速攻で駐車場に戻り、ローカルサーファーを見つけて
「海で青いなんかに刺されたんだけど、どうしたらいい?」
と聞くと「冷たい水か、氷で冷やせば大丈夫だよ」と教えてくれた。
帰ってネットで「青いクラゲ 刺された」で検索。
どうやらカツオノエボシという名前のクラゲだった。
※ちなみにクラゲは英語でジェリーフィッシュ。ローカルはブルーボトルと言っていた。
慌てて調べると「酢をかけるといい」と書いてあったので
速攻で手に酢をかけると痛みが和らいだ。
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ひ 「くぅ~!!酢いいよ。効き目バッチリ」
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しかし、よくよく詳しく調べると、カツオノエボシの対処の仕方で
絶対やってはいけない事に「酢をかける」と書いてあった。
どうやら酢が刺激になってより悪化するらしい(※他のクラゲには有効)
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ひ 「・・・。だって。」
く 「でも、痛みとれたんでしょ? 笑」
ひ 「んん。そんな気がしたんだけど。。」
く 「単純な人だね 笑」
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その後、氷で冷やすと一時間くらいで痛みは治まった。
ひどい場合だと呼吸困難や命の危険もあるみたい。
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注意点
砂浜に打ち上げられてないか確認する。
水温が上がるとオンショアで沖から流されてくる。
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別名「電気クラゲ」気をつけましょう。