GRATITUDE～感謝～
１１月１５日 Kaiori Rode
5B Whaanga Rd, R D 3 Whale Bay, Raglan
Phone: (07) 825-7873 Fax: (07) 825-7573
Email: info@karioilodge.co.nz
宿移動
夜中にヘビメタ
カイオリロッジの移動サーフショップ。ここで一日１０でウェットを 借りました。
今日はくぅとビーチでサーフ。
１１月１６日
ブラジル人と世界一のロング堪能最高！！
夜は大混雑
人の優しさに感謝
１１月１７日
延泊したけど波はなし。。
BBQ
ぱっとしない日
A FEELING OF GRATITUDE ～感謝～
海帰りに何気に声をかけられ、人の優しさに触れながら車で送ってもらう。
体の心まで冷え込んだら、サウナでじっくり汗をかく。
ウブドを思わせる大自然の中で、強火のグリルで肉を焼き、冷えたビールで流し込み、そして再びサウナへ。
そんな 健康的なサーフな毎日の中で、
人生をより楽しく、気持ちよく変えてくれる事になる
一冊の雑誌との出会いがあった。
今までサーフィン雑誌や、プロサーファーには
全く興味を持った事がなかった。
しかし、これだけ真剣にサーフしてると
世界のトッププロはどういう「考え方」をしてるのかに興味が沸いてきた。
サーフィン雑誌はどこでも手に入るんだけど全て英語。
いつか、日本語で一字一句しっかりと、その意味を紐解いていきたいと
思っていた矢先にこんなものが引き寄せられてきた。
たまたまギズボンの宿にあって手を取った雑誌。
懐かしのマウイのホノルアベイの特集やってたり、興味惹かれる内容がもりだくさん。
食い入るように初サーフ雑誌みてたんだけど、その中で特に興味を引かれたのが、
パイプライナーの脇田選手の記事だった。
世界一危険な波、ハワイノースショアのパイプラインで
「ワキタピーク」があるほど、存在を認められている日本人サーファ。
一体どんな思考の人なんだろうか？
「思考」を理解することで、過去から現在までの流れを読み、
現在から未来を頭に描くのが趣味の俺。
仕事でも何千人もの「思考」をコンサルティングしてきたけど
一流のサーファーの頭の中は覗いたことがない。
今、一番興味がある「サーフィン」というジャンルの
一流の人間の思考は実に興味深い。
時間を忘れるように見入って一字一字をしっかり
心で感じるように、彼の世界を思い描いた。。。
色々感じた事はあったんだけど印象に残った言葉。
「あの場所にいられるだけで感謝するしかない」
ハワイパイプラインとは特別な場所。
誰でもいれる場所ではない。
そこで命をかけてサーフィンする彼の言葉は重みがあった。。
素晴らしい本と出会えて感動した。
その言葉が心に残っていた数日後、
世界一のロングレフトなんてなかなか体験できないので
ラグランでの滞在を延長することにした。
しかし、延泊する事に決めると、
波はパッタリなくなってしまった。
「ちっ。なんだよ」と波待ちしながら思ったとき
ふと、脇田選手の言葉が思い出された。
「あの場所にいるだけで感謝するしかない」
日本から遠く離れた、ニュージーランド。
伝説的な映画「エンドレスサマー」にも放映された
最高のレフトブレイク、ラグランのマヌベイ。
「そんなところにいれるだけで感謝しないとな。。」
サーフィンしててもそう。
波が取れないとき、乗れないとき
「ちくっしょう！やってやる！！」
と我が出てくるけど、そんな時も
「ここにいれるだけでありがたいな」
そう、頭をクールダウンさせ、心をピースにするようにした。
すると不思議な事にいい波が自分の方に向かってきて
いい波に乗れたりするから、宇宙の法則って不思議だよね。
自然は謙虚で感謝する人を好むんだね。
波に選ばれる人間になりたいよね。
そんな事もあり、波に乗る乗らないを別にして
海にいる間、「ありがたいな」って気持ちが続くように
自然と心を調和させるようにサーフィンを心がけることにした。
人間ってさ、自分を中心に地球を考えるじゃない？
そうすると、イライラすることもあるし、
思い通りにならないこともたくさんあるわけじゃない。
人間の心の中で爆発するエネルギーは
正しい方向に向けなければ、自分自身を破壊してしまう。
ふと、うまくいかない時、焦るとき、海にいないときでも
「ここにいるだけで感謝しよう」
そう、思えるようになった。
サーフィンってすごいんだよ。
自然と本気で向かい合ってると、
楽しく、時に厳しくいろいろと教えてくれるし、
突き抜けるような快感や、体を包み込むようなエネルギーもくれる。
こんな最高の教師に出会ったことはない。
～A FEELING OF GRATITUDE～
この本に書いてあった記事のタイトル。
聞いたことない単語だったので、調べてみると
「GRATITUDE」は「感謝」だった。
サーフィンやっててよかった。
サーフィンに出会えてよかった。
