世界一長いレフトラグラン

28,November,2010

11月14日 SOLSCAPE

世界一のレフト挑戦

 

 

映画「エンドレスサマー」でも有名な

世界一長いレフトブレイクのラグラン。

 

 

 

「午前中に一本、午後一本しか乗れない。それぐらい長い!!

なんて、映画で言ってたので、どれだけの波なんだろう。。?

と期待も高まるのであります!!!

 

 

 

ギズボンからハミルトンまで7時間。

そこからラグランの町までローカルバスで1時間。

羊を見ながら、くねくねと曲がった上下する道を

ジェットコースターのように突き進むバスに乗って

気持ち悪くなりながら、ようやくたどり着いた。

ラグランはニュージーランドで一番小さくてお洒落な町だという。

 

 

 

バスは今日の宿のソルスケープの山のふもとに到着。

そこから先は、長い坂道をモビルスーツのような重装備で歩き汗だくになり、

久々の長時間移動は終了した。たどり着いてからわかったんだけど、

ここは近くにスーパーはなく交通機関もない。

みんな車で来ていて、サーフポイントまでの送迎サービスもない。

 

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ひ 「海や、町までどうやっていくの?」 スタッフ 「歩きかヒッチハイクです」

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マジかい?!

 

 

 

とりあえず30分くらいあるけば、サーフスポットの

マヌベイまで行けるというので、「よし!」と決意し山道を歩き始めた。

 

 

すると、車に乗った女性二人組みが

「どこいくの?町まで行くけど乗ってく?」

 

と親切に声をかけてくれた。海に行く予定だったけど、

近くにスーパーもないので食材もない。

乗せてもらい、予定変更で町に行くことにした。

 

途中、車がパンクしたが、たまたま止めた家の前の人が

工具を持っていてなんとか直し、無事町までたどり着いた。

 

観光案内所で「帰りのバスってあるの?」と聞くと

タクシー以外の乗り物はなく、滞在先のホテルに電話してくれると

1時間後に迎えに来てくれることになり、一安心。

 

 

もう、町に来なくていいように、大量に買い物を済ませ、

時間に案内所に戻ったが、いくら待っても送迎が来ない。

再度、電話をしてくれると、「忙しいからいけない」と言われたらしい。

 

 

 

一人両手に大量の荷物を抱え、

取るべき方法は一つだけ。

 

 

 

今度は自力でヒッチして戻らなければいけない。

冷たい風と、冷たい視線にさらされつつ、

しょうがないので親指立ててヒッチ開始。

 

 

 

しばらくつかまらず、軽く気落ちしてると、向かいの通りで

「すぐそこまでだったら乗ってっていいよ」と親切な男性に声をかけられた。

「半分までだよ、全部はいけないよ」って言ってた男性はサーファーで

話が盛り上がって、結局、最後まで送ってくれた。

 

 

戻ってみると「忙しくて来れない」

と言っていたスタッフは実にヒマそうにしていた。。

 

 

無事戻り食事を済ませ、

歩いて波乗りに行くことを決意した。

ウェットに着替え、デパート屋上子供ショーのお兄さんみたいな格好で

板を抱えながら、30分以上の道のりを歩き始めた。

 

 

 

すると、哀れに思ったのか、ホテルのスタッフが、車で追いかけてきて

「今回だけよ」とマヌベイまで送ってくれることになった。

 

 

 

これがラグランのマヌベイ。

IMG_9998

IMG_9968 

世界一のロングレフトか。。

※世界一長いレフトは世界に3つあるとか。。 それじゃ世界一じゃないやん!!! 

 

 

 

左からインディケーター(Indicators)ホエールベイ( Whale bay)マニュベイ (Manu Bay) ハーフムーンベイ Half moon bay

 IMG_9979

インディケーター、ホエールベイ、マニュベイと三本の波が一つにつながると

スーパーチャレンジング波になるらしい。それって何キロ乗れるの??

 

 

 

 

人も少なめ。雰囲気ものんびり。早速テイクオフ!!

乗ってみると、もう最高で

板が波に食いついてるように、走るし、当て込めるし

どこまでもショルダーが張っていく。

サイズも頭くらい。簡単に乗れ、簡単に戻れる。

水温もギズボンほどつめたくないし、気持ちよかったな~。

 

 

 

行きは下りだからよかったんだけど、帰りは登り。

何人か駐車場で話しかけてみたけど、しっくり来ないので

「よし、歩いてかえるか」と決めて、歩き出した。

サーフィン後の体には思いのほか、結構キビしく、

とりあえず、と親指立てると、ボロボロのバンが

止ってくれて宿まで乗せてってくれた。

 

 

 

とにかく、不便な場所ではヒッチハイク。

ここではそれが主流らしい。つくづく人に助けられてる

 

 

 

俺はいろんな人に助けられてるのに、

何を人のためになる事ができてるんだろう。。? 

何にもやれてないよな。。。

 

 

 

人は一人では生きていけない。

どこにいても人に支えられて生きてるよね。 

 

 

旅はそういうことをいつも教えてくれる。

感謝・感謝です。

 



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