ついにクラウドブレイクへ
10月22日 Mana Lagoon Backpackers
ナンディーからサーフトリップ
AM7:15分迎えの車を待つ。待てども待てども来ない 笑
まあ、いつものパターンか。これを現地ではフィジータイムと言う。
遅れること30分迎えが到着。しかし不可解なことが。。
車はなぜか海ではなく山に向かい、どんどん海から離れていく。。。
サーフィン→海 ○
サーフィン→山 ×
車中はニュージーランドのおっさんが4人。
カルフォルニアからのおっさんが1人。
「おっさんのサーフトリップかい!!」
と、ひとり突っ込みを心の中で入れるも、車は山へ山へ。。
「トラブルだ」と言い、しきりに誰かに電話するドライバー。
どうやらボートのキャプテンが住む、山に迎えに来てるらしいんだけど、
「バスに乗り損ねたと」か全然合流できないまま時間は一時間以上たつ。
「行かないなら行かないでいいや」
サーフィンは潮周りとか、風が大切だから行けば良いってものでもない。
今日はワールドクラスの波「クラウドブレイク」に行く。
狙いはクラウドブレイクの隣にある「ミニクラウドブレイク」
本家はでかすぎて入れないので、1サイズ小さいこちらを狙う。
ところで「このメンバーみんな同じ場所に入るんだろうか?」
そんな懸念があったので、とりあえず聞いてみることにした。。
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ひ 「俺、ミニクラウド今日行きたいんだけど」
ガイド 「ミニ良くないよ。シャローなリーフだし、浅いから」
ひ 「じゃあどこ行くの?」
ガイド 「クラウドブレイクだよ」
ひ 「?!無理無理無理。でかすぎて入れないよ」
ガイド 「大丈夫。大丈夫。サイズ下がってきるから問題ないよ」
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※ ↑俺の頭の中のクラウドブレイクイメージ図
ボートは、いすとヘリが同じ高さので掴むところがない。
いつ体が落ちてもおかしくない不安定なボートは
ジョーバのようにバンバン飛び跳ねながら、高速でポイントに向かった。
そして、タバルア島を越えると、超一級のブレイクが見えてきた。
「あれがクラウドブレイクか。。。」
海の真ん中に突然現れる波。
「誰がこんなところで最初にサーフィンしたんだろう?」
※ ↑カメラワーク下手で申し訳ない!
いきなり浅瀬があらわれてるのか、海の真ん中にやぐらが立っている。
ここで写真撮ったり、撮影したりするのだろうか。。
とりあえずキャプテンに「何時間くらいできるの?」と聞くと
「疲れたら戻ってきて」ってそんなノリだった。
AM10:30。次々と海に飛び込む中、最後に行こうと決め、
全員がボートから出て行った後、入念に日焼け止めを体中に塗った。
たまたま曇りだったから助かったけど、強い日差しだったら耐えれなかった。
フィジー・ニュージーランド・オーストラリアって紫外線強烈だからね。
ボードケースから板を出し、ワックスを塗り、リーシュを足に結びつける。
ボートキャプテンに「何が危険?」「どうやって乗る?」「リーフブーツいる?」
と注意点をしっかりと聞き、板を投げ出し、海にダイブ!!!!!
まあ、でかさで言えば、この前のナモツのほうがでかい。
チューブの波でもなく、頭半位かな、、、
「あれ?意外と。。この波。。」
とりあえずどんなもんだか,テイクオフしてみることにした。
思ったほどハードではない。
これなら大丈夫だろうとガンガンいってみた。
張ったショルダーをアプッスンで走り抜ける。
「俺、クラウドブレイク乗った!!」
昨日、多少緊張して眠れなかったから、いい感じの達成感がある。
感じがつかめてきたので、立て続けに良い感じの波を乗った。
なんて思ってると、テイクオフし損ねてボードを引いたのに
波に引きずりこまれてて3m位の高さから思いっきり海面に叩きつけられた。
そして次の瞬間、水深4、5mもあるのに、水の中で何回転かして
一気に海底のリーフまで叩きつけられ、足を思いっきり強打した。
更に、過去最高に沈まされたので、明るく見える海面まで
水を飲みながら必死にもがき続けた。。
ようやく海面に出れたと思い、苦しさのあまりに息を吸い込んだら、
その上に波がかぶさってきて、さらに海水を飲み込んだ。
↑これ危ないよね。結構ヤバイと思ったもの。
苦しさ限界でようやく海面にでる。。。
「。。。やばかったな。。」
足は軽く捻挫気味。水深あるから、リーフブーツははかない予定だった。
あの時、キャプテンに聞かなければ、今頃足の裏はズタズタだったろう。。。
「これくらいの波だとこれくらいの衝撃か・・」
「キツイけど大事にはいたらないかもな。。」
ちょっとでもナメると自然はこういう仕打ちをする。
いや、ナメてたわけじゃない。ちょっとした油断なのかな。。。
とにかく、がっちりと打ち砕かれた。
いつもだとここで気持ちが折れるんだけど、
「ここで行かねば!!」と気持ちを奮い立たせて突撃した。
しかし、それから風も強く、波も良くなくて全く乗れなくなった。
気づくと3時間くらいやるのかと思えば、みんなボートに戻ってる。
時計を見ると2時間経過。待たせるのも気まずいので戻ることにした。。
しかし、フィジーでこんなにサーフィンできると思わなかった。
しかも、クラウドブレイクなんて入れると思わなかった。。。
こんな超一流の波に乗れるなんて、世界一周サーファー冥利に尽きるよね。
「折角だから良い波乗ってきたほうがいいよ」
「お金はとってあるから行っておいで」※会計は彼女の担当になりました。
そう、くうが言ってくれたので波乗り生活ができた。
次は彼女がヨガまくれるよう応援しよう。NZには良い先生がいるらしいし。
二人で互いに好きなことを徹底的にサポートできる旅なんて、楽しいよね。
いい奥さんもらってよかったな~。
プロポーズした自分を褒めてあげたいね。
結婚はいいもんだ。