運命の選択 (番外編)

9,November,2010

運命の選択編

 

ナンディーに戻ってきた。

マナアイランドのツアーを申し込んだバックパッカーズに向かう。

13時に迎えの車が来てるはずなのに車はいない。

現場を仕切ってる人に聞くと、変な回答が返ってきた。

 

「ダウンタウンホテル&バックパッカーズは送迎ないよ」

 

「そんなはずはない!」と言い続けると、タクシーを呼んでくれ

現場を仕切ってる人が払ってくれた、、 なんか変だね。。。。

 

そして、中心部に戻った。最初についた時は「小さい町だね~何にもないね~」

って言ってたのに、島から戻ると「何でもあるね~」に変わってた 笑

 

 

ホテルに到着してチェックイン。

ここでの担当はインド系フィジアンのオネエ(オネエ世界各地で爆発的に増えた)

PA230012

早速、予約した部屋と違い、「返金します」と約束した手紙をみせた。

支払いはここでしたから、ここで返金してくれとマナアイランドで言われていた。

 

 

すると。。。

 

 

聞いてないわよ!! ←こんな感じのしゃべり

「どうなってるのよ!あたし電話してみる」

 

 

電話をしてオーナーと話すと言う。

なんか嫌な感じがしてたんだけど、結果責任のなすりあい。

オーナーに電話すると、言い訳したいらしく、俺に代われと言う。

電話を代わると、よくわからないが、ガンガン言い訳をしてくるので

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ひ 「あのさ、別に俺彼と話したいわけじゃないからさ、金もらえればいいんだよ」

ひ 「そっちの問題だから、そっちで片つけて」

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オネエはオーナーに「お金払いに船乗ってきなさいよ!

さもなくばこのサインの入った返金の紙を持って

ツーリストポリス(観光警察)に彼らを行かせるわよ!!」

 

 

と、話をして電話を切った。

 

 

しかし、「多分、彼は来ないわね。頭のいい男だから」とオネエは言う。

ところで「オーナーは誰だったんだろう?」

そんなガンガン金の話を言いくるめてくる奴は、俺らが接したいい人達の中にはいなかった。。

しかし、オネエが口にした名前をくうが覚えていた。

 

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く 「マノアってマネージャーだよ!!」

ひ 「!?」

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「君達の為に歌いたいんだ」

そういった人がオーナーだった。

彼はいつもいるわけではなく、食事の時間にやってきて

Have some more 」っていってた男。

 

 

く 「あの人いつもいなかったよね。あの人なら納得だわ」

 

 

 

ショックだった。

 

 

 

その場しのぎのごまかし。

シュノーケリングやカヤックを無料で貸したと嘘まで言った言い逃れ。

彼が。。あんなに感じよかったのに。。

 

 

俺が流した涙はなんだったんだろう。。。?

 

 

ふと、自分語録が頭をかすめた。

 

 

「お金の事で傷ついちゃいけない」

 

思えば最初から変だった。

「プライベートバスルーム」って聞くとスタッフは「?」って感じだったし

初日の部屋の件も、電話して確認してるんだか、してないんだか微妙だった。

しかし、販売したオネエあてに事務のおばちゃんがサイン入りで

しっかりと「返金します」と手紙をかかせたのだ。本来ならオネエに電話して

俺も直接話すべきだったかもしれないけど、そこまで疑いもしなかった。。。

リゾートではゆるい時間に流れて、そういうことがなあなあになってたのかも。

 

 

もはやどいつもこいつも信用できない。

オーナーは来る気配なし、オネエは自分はいい人ぶってるけど

売ったのはお前やん。お前に責任あるやん。でも、

「彼らがお金を持っていったから」という理由で返金はなし。

 

後日バックパッカーズのオーナーに空港まで送ってもらったが

彼はこの事を知らず、再びマナのオーナーに電話するも

俺らに謝りもしなかった。最初は兄弟会社だと言い、

問題が起こると関係ないと言い出した。どっちもどっち。

 

 

 

 

とにかく俺らには二つの選択肢があった。

 

 

 

この紙を持って警察に行くか、泣き寝入るか。

 

 

いつもならガンガン行く。

大した金じゃないから金額の問題じゃない。

 

 

ふと、「日本人はおとなしいでしょ?」みたいな事をオネエが言った。

多分「どうせツーリストポリスなんんていかないんじゃない?」

とか、行ったとしてもここは第三世界(発展途上の国)

警察も取り合ってくれないだろうし、明日出なければいけない俺らに

立証する時間はないと、タカをくくってるんだろう。

 

 

 

だとしたら、ナメられちゃいけない。

例え金が返ってこなくても、「うるさい日本人がいるんだ」って事を

ガツンと教えてやらなきゃいけない。

「日本人はガンガンくるね」って事を叩き込んでおけばナメられない。

俺がナメられれば後に通る旅人もナメなれる。

良くも悪くも前にいた人の印象で見られるのが旅だ。

 

 

 

しかしそこで思った事。

 

 

 

自分語録

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トラブルが起こったとき、行き違いが生じたとき、

「自分は成長したな」って思える行動をしようぜ。

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ここでガンガンいくのは簡単。

なんて言ったて「返金します」って紙があるからね。

俺の本来のフォワード気質ならそっちの方が楽。

忘れられない弾丸シュートを叩き込んでやる。

 

 

 

 

ただ、どちらが成長するんだろう?

ナメられたとしても、このまま見過ごしたほうがいいんだろうか?

 

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ひ 「一人さんだったらなんて言うんだろうね?」

く 「許しますっていうんじゃない?」

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選択は2択。例えて言うと、テレビ番組でありがちな、

二つの壁があってどっちかを突き破ると片方は泥で、片方はマットがある。

今、どちらかに向かって走り出さなければいけないそんな感じの状況。

 

 

 

 

ん~。。。ん~。。。

 

 

 

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ひ 「よくわかんねぇけどさ、今までやった事ない選択してみるわ」

  「今までの俺なら、ガンガン行くじゃない?。でも、それなら変わらないじゃん?」

  「どうなるかわからんけど、やった事ない選択してみるわ」

 

く 「(運命に)試されてるのかもね?これ乗り越えたらもうないのかも?」

  「まあ、その選択で泥に落ちるって事はないんじゃない?笑」

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後から来て同じような目に合う人がいたら、

どうか自分でガンガンやってくださいな。

 

 

俺は今回自分を実験台にして、

やった事ない選択をしてみるから。

 



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