本当に大切な事とは
10月21日 Nandi Backpackers
人が良いのかな?
何を見てたんだろう?
「フィジーで何する?」
入国前のイメージでは何もなく、快適さも今一だと思っていた。
いつのまにか「快適さ」をメインに考えていた。。。
「何ができる?」「何が見れる?」とは聞いても、
「そこの人たちはどんな人?」って聞くことはなかった。
「快適さ」なんて日本に帰ればいくらでもある。
じいさんになってからでも、金さえだせばいくらでも手に入る。
「人の良さ」「出会い」っていう事よりも
便利な場所では違う事に目がいくからね。
朝早く起きる。決まった時間に、決まったメンバーと食事して
子供や動物、島の人間模様など、極上の美しさの海を目の前に
椰子の木陰でのんびりと眺める日々。
狭い場所は家でも人でも「縦」に伸びるじゃない?
だから上下が出る。そして競争になる。
広い場所では「横」に広げられる。人も動物も共存し調和する美しさ。
今、こうして色々な人の心の温かさに触れる事。
それが旅の楽しさだって事を再び思い出させてくれた島。
いつものような朝を迎え、いつものように過ごし出発時間を待つ。
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マネージャー 「あとで君達に歌を送りたいんだ」
ひ 「いつも聞いてるから知ってるよ^^」
マ 「でも、今日は君達の為に歌いたいんだ」
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おいおい。泣くぜ。
ウルルン体験か?そういうの弱いんだよね。
そして、「Time to say ”good by”」 別れの時が来た。
8日間、毎日聞き続けた、別れの歌と、迎えの歌。
「Don’t foget Mana lagoon」っていう歌詞もいつの間にか覚えた。
ビデオの画面見ながら撮影しつつ、彼らの顔を直接見るの繰り返し。
彼らの歌声が、ここ数日の事を思い出させる。
「楽しかったな。。」
気づくと目に涙がたまってる。。
直接みんなの顔を見たら耐えられなさそうなので、
画面見て、それでもふと顔を上げると涙でいっぱいになる。
人柄の良さがわかる歌声が、ここの深いところに触れていく、、、
我慢して、我慢して、我慢したけど
気づくと目から涙がこぼれ流れ落ちていた。
別にそんなに深く語ったわけでもない。
そこまでたくさん話したわけでもない。
でも、心の温かさをたっぷりと感じた何気ない毎日。
俺は人と別れ際に涙した事は一度もない。
でも、ここでは気づくと胸が一杯だった。
そうね。。胸いっぱいだったね。
「旅って最高じゃん」
忙しく旅してる時は人と話すのも嫌だった。
人間嫌いかと思ったときもあったほど。
でも、やっぱ人よ。それが旅よ。
ボートに荷物を積み込み、離れていくマナアイランドを見て
温かく優しい気持ちになれた。
今度は気の合う仲間とサーフトリップにこよう。
ありがとうマナアイランド。最高の後半戦のスタートだ。
しかし、このあと思いもよらない事に。。。