到着‐1382日の旅の終わり
約四年の世界一周の旅。滅多なことでは心動くことはなくなった。
でも、今胸が高鳴る・・・。もしかしたら、自分が育った場所の事を一番知らないのかもしれない…。
さあ、札幌に帰るぜ!
海の向こうは大雪なのかな。目指せビッグアイランド北海道!
アナウンスがかかって車に戻ろうとしたらトラックの壁の迷路に迷い込み車が見つけられない。
バラバラで行動していた久美子と偶然遭遇。船の狭い迷路を行ったり来たり。タイタニック気分でした 笑
無事発見。一体北海道ってどんなとこなんだろう・・・?
車を降りてすぐに向かったホームサーフポイントの浜厚真。雪は少なかったけど川は凍っていた。
「一体自分がどんなところでサーフィンしてたんだろう?」 そんな事が気になった。
北海道はビックリするほど道が広いし、空が広い。狭い日本の道に慣れたからそんな事を思うんだろう。
「地球が丸いのがわかるね。マウイとシャスタみたいじゃない?」 思わずそんな言葉が口をついた。
大雪だって聞いてたのに天候は晴れ。路面も凍ってない。さすが雨の日も晴れ夫婦。
到着したマンションでは改装工事が行われていて、ペンキ塗りたての廊下が沖縄を思い出させた。
部屋の中に入ると、世界各国から送ったよりすぐりの逸品達が部屋の中に所狭しと場所をとっている。
ギターにジャンベ、ブッタ、ガネーシャに、シンギングボールにクリスタルボール、曼荼羅にサーフボード。
クローゼットを開けたらモノの多さにうんざりした。
バックパック一つあれば3年以上も生活ができる。
本当に必要なモノ・本当に必要なコト。それが今はわかる。
とりあえず今日は寝ます。
明日、旅の終わりの報告をしますね。
自分の家。自分のベッド。全て自分のモノ。
帰ってきたか・・・。